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人事・組織作り

エンゲージメントとは?従業員との関わり合いを高める5つの方法も解説

SAL編集部
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エンゲージメントとは?従業員との関わり合いを高める5つの方法も解説

エンゲージメントとは直訳すると「婚約、約束」を意味する言葉で、会社の人事領域では、従業員の会社に対する愛着心や思い入れなどの意味で使われています。従業員のエンゲージメントを高めることは、会社と従業員双方にさまざまなメリットがあることから、近年エンゲージメントに対する関心が高まっています。

では実際に、従業員のエンゲージメントを高めるためには、どのような取り組みを行えばよいのでしょうか。

本記事では、従業員のエンゲージメントを高めるべき理由や、具体的な施策、エンゲージメントを測る方法について詳しく解説します。

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従業員エンゲージメントとは

そもそも人事領域で使われるエンゲージメントとは、従業員の会社に対する「愛着心」や「思い入れ」などのことをいいます。「従業員一人ひとりが会社に対して愛着心を持って、会社と従業員の双方が一体となり成長していく関係」とイメージするとよいでしょう。

また、近年では従業員とエンゲージメントを組み合わせた「従業員エンゲージメント」という言葉も注目されています。

従業員エンゲージメントとは「従業員と会社が強い信頼で繋がっている関係性」を意味します。会社では従業員エンゲージメントを高めることで、従業員と会社の思いが一致し、互いに貢献できる関係性を築けるでしょう。

実際に、従業員エンゲージメントを高める施策にはさまざまなものがありますが、施策に取り組む前に知っておきたいポイントが2つあります。

  • 会社に対する愛着心が必要
  • 会社との関わり合いが必要

従業員エンゲージメントを高める施策に取り組むにあたって、何が必要となるのか理解しておきましょう。

会社に対する愛着心が必要

従業員エンゲージメントを高める上で、重要なことは従業員の会社に対する愛着心があることです。会社に対する愛着心がなければ、どのような施策を行っても従業員エンゲージメントが高まることは考えにくいでしょう。

会社に対する愛着心は「理念に共感しているか」「職場環境が良いか」「仕事にやりがいを感じているか」などの視点から測ることが可能です。

従業員が、どの程度会社に対する愛着心を知りたい場合は、従業員に対してアンケートを取ることもおすすめです。

会社との関わり合いが必要

従業員エンゲージメントを高めるためには、従業員と会社が密に関わり合えることが重要です。従業員自身が「自分がいなくても会社への影響は少ない」と感じてしまうと、なかなかエンゲージメントが高まりません。

従業員が会社に貢献していると感じる一例として「成果に対する評価」「従業員の意見の反映」などがあります。

従業員と対等な関係を築き、適正な評価や意見への傾聴を通して、会社と従業員の関係性を強めていくとよいでしょう。

従業員エンゲージメントを高める5つのキーワード

従業員エンゲージメントを高めるキーワードとして、以下の5つが挙げられます。

  • キャリアプラン
  • 働き方の柔軟性
  • タレントマネジメント
  • オーナシップ
  • リーダーシップ

キーワードに基づく施策についてそれぞれ解説します。

キャリアプラン

会社は、従業員のキャリアプランに対して理解を示すことが大切です。どのようなキャリアを積みたいかは、従業員によって異なります。そのため、会社では従業員一人ひとりのキャリアプランを理解し、望むキャリアを歩めるようにサポートすることが必要です。

キャリアプランを把握するために、上司による面談や定期的なアンケートの実施などを行う必要があります。「業務における目標は何か」「働く上で重視していることは何か」などをヒアリングした上で、経験や研修の機会を与えたり、異動や社内ベンチャーを立ち上げられる制度を作ったりするなど、従業員への支援を行いましょう。

働き方の柔軟性

従業員の中には育児や介護など家庭の事情を抱えている人や、持病がある人など、さまざまな人がいるでしょう。そのため、多様な働き方ができるように環境や制度を整えることが大切です。

具体的な施策として、時短勤務やリモートワーク、フレックス制度の導入などが挙げられます。柔軟な働き方に合わせた環境や制度作りは、事情を抱える従業員だけではなく、他の従業員に対してもワークライフバランスが整うなどのメリットがあります。

タレントマネジメント

タレントマネジメントとは「従業員一人ひとりの適性やスキルを把握し、能力を最大限に発揮できるように適切な配置をする」という人材マネジメント手法を指します。

タレントマネジメントの導入は、従業員が能力を発揮しやすくなり、会社への貢献を実感できることがメリットとして挙げられます。従業員自身も仕事に対してやりがいを持ち、主体的に業務に取り組めるようになるでしょう。

「会社への貢献の実感」や「能力を発揮できる環境」は、エンゲージメントを高めるのにも効果的です。

オーナシップ

オーナーシップとは、従業員が仕事を「自分ごと」と捉えて取り組むことを指します。従業員が自らオーナーシップを持って働くことができれば、自身が持つ能力を発揮し、成果を出しやすくなります。その結果、従業員自身が働きがいを感じ、エンゲージメントの向上に繋がるでしょう。

従業員のオーナーシップを育てるには「情報や知識共有」「決定・決済権を与える」「組織風土の改革」が重要です。

時にはネガティブな組織の課題や課題解決のための知識を共有した上で、従業員自身が決定した取り組みを行ってもらうことで、仕事への責任感が生まれます。また、仮に取り組みが失敗してしまったとしても、挑戦したことを讃えるような風土にすることで、以降も従業員自身が主体的に仕事に取り組めるようになります。

リーダーシップ

リーダーシップを持つ従業員を適正に配置できれば、エンゲージメント向上が期待できます。組織の団結力を強めたり、チームで目標を達成できるように働きかけたり、組織にとってリーダーは大きな存在となります。

そのため、会社ではリーダーシップの素質がある従業員を見極め、適正に配置することが重要です。リーダーは、業務の遂行と合わせて、状況に適した意思決定や組織を正しい方向生に導くなど、広い視点で物事を見るスキルが必要となります。

リーダーを選定する際は、業務の成果だけでなく従業員本人の考え方や、周りからの信頼など多面的な評価をするようにしましょう。

会社が従業員とのエンゲージメントを高めるべき理由

近年、エンゲージメントへの注目度は高まっていますが、会社が従業員エンゲージメントを高める理由には、以下の4つがあります。

  • 離職率の低下につながる
  • 従業員を育成しやすくなる
  • 生産性を向上をさせる
  • 業績の向上に貢献する

エンゲージメント向上で得られる効果を、それぞれ解説します。

離職率の低下につながる

従業員エンゲージメントが高い=会社と従業員が高い信頼関係を築けている状態となります。会社への信頼が大きければ、帰属意識の向上にも繋がります。帰属意識を向上できれば、従業員が「転職したい」と考える機会を減らせるため、離職率も低下するでしょう。

結果的に、社員の早期離職や優秀な人材の流出など、会社が抱える人材に関する課題の解決にも繋がるでしょう。

従業員を育成しやすくなる

会社への愛着心や信頼があることは、従業員が会社のビジョンに共感し、前向きに業務に取り組んでいる状態を指します。そのため、会社の方針や指示に対してポジティブに捉えてくれるため、人材育成がしやすくなるでしょう。

また、エンゲージメントを高める具体的な施策である適材適所への人材配置をすることで、従業員が伸ばしたいスキルや経験が明確になるというメリットがあります。それによって会社として、従業員に対してどのような支援をすればよいか分かりやすくなるでしょう。

生産性を向上をさせる

従業員のエンゲージメントが高まると、従業員一人ひとりがオーナーシップを持って働けるため、生産性向上につながります。

オーナーシップを持つと、従業員が上司の指示以上のアウトプットを出したりや、成果を出すことへの努力などを積極的に行うようになるでしょう。その過程で自ら進んで、作業の効率化にも取り組めば大幅に生産性を向上できるでしょう。

業績の向上に貢献する

前述したように、従業員が成果を出すことへの努力と行動をするようになれば、会社全体の業績向上にも繋がります。

また、従業員が会社の業績向上への貢献を実感できれば、やりがいを感じ、さらにエンゲージメントを高められるでしょう。このように、エンゲージメントの向上は、社員の幸福度だけではなく、会社の売上や利益向上にも大きく関係しています。

従業員エンゲージメントの効果検証・図り方

エンゲージメント自体は目で見て把握することができないため、定期的に測定することが大切です。

従業員エンゲージメントの測り方として、以下の2つが挙げられます。

  • 従業員にアンケートをとる
  • 計測ツール・システムを導入する

2つの方法についてそれぞれ解説します。

従業員にアンケートをとる

エンゲージメントを測るために「従業員満足アンケート」の実施が効果的です。従業員満足アンケートとは、会社の職場環境や、給与、やりがい、福利厚生など、従業員がどの程度満足しているかを調査するものです。

アンケートは定期的に行い、その都度集計・分析し、従業員のエンゲージメント指数の管理を行いましょう。

計測ツール・システムを導入する

従業員のエンゲージメントを測るためのツールやシステムがあるため、導入を検討してみましょう。

ツールを利用すれば、自社の従業員のエンゲージメントの現状を見える化できることに合わせて、課題となるものや、課題の解決方法を見つけ出してくれます。また、社内のコミュケーションを活性化するものや、成果を讃えるツールなど、直接的にエンゲージメントを向上させるツールもあります。

どのようなツールの導入が自社に向いているか判断した上で、ツールを導入するとよいでしょう。

従業員エンゲージメントは目に見えないが最重要

エンゲージメントを向上させるためには、キャリアプランや働き方への理解、従業員が業務に対して主体的に取り組める環境や作りが重要です。

また、エンゲージメント自体目に見えるものではないため、定期的な計測が必要です。従業員にアンケートを取ったり、ツールを使ったりしながら、取り組みに対する効果を見える化しましょう。

従業員エンゲージメントを高めることは、定着率や生産性、業績の向上など、自社にさまざまなメリットをもたらすことになります。人材や業務遂行における課題を抱えている会社は、本記事を参考にエンゲージメントを高める取り組みを行ってみてください。

この記事を書いた人

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株式会社SAL

ピボットCEO(しよー)のSAL編集部は、不確実性が高まる時代において、変革を目指す経営者を応援するメディアです。自社経験に基づくノウハウで、中小企業が変化しやすい組織づくりを支援する「remodooo!」を提供するSALが編集する、主に会社経営者向けのコラムサイトで、お役立ち記事を配信しています。