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アウトソーシングと人材派遣会社の違いは?

SAL編集部
SAL編集部
アウトソーシングと人材派遣会社の違いは?

アウトソーシングとは外部から人材やノウハウなどのリソースを調達することであり、近年は多くの業界で使用されています。一方で、派遣とは労働者を雇用する会社が人材を必要とする企業に社員をおくるサービスのことです。双方は似たような意味に思えますが、本質は異なります。

アウトソーシングと人材派遣にはどのような違いがあるのでしょうか。本記事ではアウトソーシングと人材派遣の特徴と双方の違いを解説します。

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アウトソーシングと人材派遣会社とは

RECRUITリクルートの文字とグリーン

アウトソーシングと人材派遣は似たようなフレーズですが、意味合いは大きく異なります。双方を使い分けて生産性を向上させるには、アウトソーシングと人材派遣会社それぞれの概要について把握する必要があります。

アウトソーシングの意味

アウトソーシングとはアウト(外部)とソーシング(資源化)を組み合わせた造語であり、社外からリソースを確保することを意味します。もとはシステム開発や運用で使用される言葉でしたが、近年は人事や経理などの業務でも使われるようになり、さまざまな委託業者が誕生しています。

人材派遣の意味

人材派遣とは労働者を雇用する専門の会社が人材を必要とする会社に社員をおくるサービスを意味します。人材派遣は「登録型」「紹介予定」「無期限雇用」と3つのタイプに分かれており、自社に合わせて形態を選択可能です。3つのタイプの特徴は以下のとおりです。

人材派遣の形態特徴
登録型派遣派遣会社が一定の契約期間、労働者を雇用して企業へ派遣する形態
紹介予定派遣派遣期間を終えた後、派遣先の企業が派遣社員を直接雇用に切り替える形態
無期限雇用派遣派遣会社の従業員があらゆる会社で働く形態

アウトソーシングと人材派遣会社の違い

雇用契約書

アウトソーシングと人材派遣は似たような意味合いですが、実際にはどのような違いがあるのでしょうか。以下では双方の違いについて解説します。

契約形態の違い

アウトソーシングと人材派遣における1番の違いは契約形態です。アウトソーシングの場合はリモート型であり、人材派遣の場合は派遣型の契約形態です。契約形態が異なることで、双方には大きな違いが生じます。

具体的に違う点は以下の通りです。

  • 契約期間や期限
  • 対価
  • 契約先

違いがいくつもあるため、アウトソーシングと人材派遣の意味は大きく異なります。

業務指示の違い

誰が業務担当者に指示を出すのかも異なります。アウトソーシングの場合、アウトソーシング会社が労働者への指示を行います。一方で人材派遣の場合、業務を委託する自社が実際に作業へ取り掛かる派遣社員に指示を行います。

業務制限の違い

アウトソーシングに業務の制限はありませんが、人材派遣にはいくつか制限があります。医師や建設、警備など国家資格を必要とする業務や危険性の高い業務は人材派遣ではできないため注意が必要です。

アウトソーシングを活用するメリットとデメリット

メリットとデメリットと葉っぱ

外部委託うまく活用して生産性を向上させるためにも、アウトソーシングを理解する必要があります。アウトソーシングを理解するためにはメリットとデメリットについての把握が大切です。

アウトソーシングを活用するメリット

アウトソーシングを活用するメリットは以下の通りです。

  • 業務効率化につながる
  • コスト削減につながる
  • 専門スキルを活用できる

業務効率化やコスト削減は企業の利益拡大に大きくつながり、専門スキルの活用は成果物の品質向上が期待できます。

業務効率化につながる

アウトソーシングは業務を外部へ委託するため、業務効率化につながります。特に優先度の低い業務を自社で遂行するのは時間や人件費がもったいないため、なるべくコア業務に注力し、利益を拡大できる施策の立案や取り組みを進めたほうが企業にはメリットがあります。業務が効率化すれば従業員の負担軽減につながるため、従業員の生産性向上にも期待できるでしょう。

コスト削減につながる

業務をアウトソースすることで教育や採用などの人件費を削減可能です。新規事業への取り組みにあたって、アウトソーシングの活用により新規人材の採用や従業員の育成に費用をかける必要がなく、委託するだけで業務を遂行できます。

コストの削減は余った分を業務で使う備品に利用できます。ただし、委託内容によっては打ち合わせに工数がかかる場合があるため注意が必要です。

専門スキルを活用できる

委託会社には専門的なスキルを所有した人材が在籍しています。そのため、業務を委託することで専門スキルを活用し、品質の高い成果物を得られます。

専門スキルを所有する生産性の高い人材であれば人手不足の解消にもつながるでしょう。ただし、会社や人材によってスキルのレベルは異なるため、最新かつ多くの実績を持つ人材の選定をおすすめします。

アウトソーシングを活用するデメリット

アウトソーシングを活用するデメリットは以下の通りです。

  • 社内にノウハウが溜まらない
  • 情報漏洩のリスクがある
  • 業務管理が難しい

メリットだけでなくデメリットを把握することにより、適切なタイミングでアウトソーシングを活用できるようになります。

社内にノウハウが溜まらない

外部へと委託した業務は社外で進行するため、任せた業務から得られる経験やノウハウが自社に蓄積しません。委託先に業務を任せられない状態となった場合、ノウハウが溜まっていないと自社では対処しきれず、事業の取り組みがストップしてしまうリスクがあるため注意しなければなりません。ノウハウを獲得するには委託先との情報共有やコミュニケーションが大切であり、定期的に進捗を伺い、ノウハウを蓄積する取り組みを進める必要があります。

情報漏洩のリスクがある

アウトソーシングでは委託先が業務に取り組むために自社の顧客情報を渡す必要があり、情報漏洩のリスクがあります。情報が漏洩してしまうと世間からの評判は大きく下落し、信頼性や企業価値も薄れてしまうでしょう。情報漏洩を未然に防ぐためには、アウトソーシングを活用する際に委託先のセキュリティ対策が万全であるかの確認が大切です。

業務管理が難しい

アウトソーシングでは自社が直接委託した業務に関わることがないため、業務管理が難しい傾向にあります。業務が不透明であると、納期の調整など事業の進行に支障が出てしまいます。

業務の進行を明確化するためには、定期的な進捗確認によりお互いの状況を把握し合うことが大切です。双方が状況を把握し合っていれば、万が一の事態が起きても臨機応変に対応可能です。

人材派遣会社を活用するメリットとデメリット

アウトソーシングと似た意味を持つ人材派遣には、どのようなメリットとでデメリットがあるのでしょうか。ここでは、人材派遣会社を活用するメリットとデメリットを解説します。

人材派遣会社を活用するメリット

人材派遣会社を活用するメリットは以下の通りです。

  • 情報漏洩のリスクを抑制できる
  • 短期間利用ができる
  • 業務管理を行える

派遣社員とは直接コミュニケーションを取りながら業務を進められるメリットがあり、業務への取り組みを進めやすい傾向にあります。

情報漏洩のリスクを抑制できる

人材派遣会社から自社に社員が派遣されてくるため、情報漏洩のリスクを抑制できます。情報漏洩は信用問題につながるため、注意しなければならない重要な項目です。ただし、情報を外に持ち出さない、作業は社内のみで行うなどのルールを設けることが大切です。

短期間利用ができる

必要な時期に必要な人材を確保できるといったように、人材派遣には短期利用ができるメリットがあります。キャンペーンやイベント、育児休暇など、人手不足が予想される時期に派遣社員を活用することで、円滑に事業を進められます。

業務管理を行える

派遣社員には自社で作業をしてもらうため、外部委託とは異なり、人材派遣は業務管理がしやすい傾向にあります。直接業務の指示も行えるため進捗を把握しやすく、簡単にコミュニケーションが取れる点もメリットといえます。

人材派遣会社を活用するデメリット

人材派遣会社を活用するデメリットは以下の通りです。

  • 業務が限定される
  • 期間の上限がある
  • 予算を超える可能性がある

派遣は対応できる業務領域や時間が限定的であるデメリットがあり、予算を超えてしまう点にも注意が必要です。

業務が限定される

派遣社員には警備や港湾運送、建設業務など、法律で禁止されている業務がいくつか存在するため、業務が限定的です。法律を守ることは国民の義務であるため、ルールに準じた取り組みを行う必要があります。

期間の上限がある

派遣社員の雇用期間には上限があります。そのため上限の都度、派遣社員を新しく雇用しなければならず、新規雇用の社員が現場に慣れるまで時間やコストが必要となり、手間がかかるでしょう。派遣社員の契約を上限なく継続できる手法はひとつあり、派遣社員の雇用を3年続けたうえで今後も業務をお願いしたい場合に、直接契約に切り替える手法です。

予算を超える可能性がある

派遣社員には残業や休日出勤分の給与を支払う必要があるため、アウトソーシングと比較して費用がかさむ場合があります。そのため、平日の作業時間だけでなく、考えうる稼働時間を給与に含み、予算を決定しましょう。

また、派遣社員がスキルを所有していたとしても、派遣先の企業での取り組みに慣れるまでには時間が必要です。派遣社員が変わるごとに時間をかける必要があるため、費用だけでなく時間のコストもかかる点に注意が必要です。

アウトソーシングと人材派遣会社の違いを理解して使い分けよう

芝生と電球

アウトソーシングとは外部からリソースを調達することであり、人材派遣とは労働者を雇用する会社が人材を必要とする会社へと社員をおくることです。双方の違いは契約形態や業務指示、業務制限の3つです。

アウトソーシングと人材派遣の意味は異なるうえ特徴にも違いがあります。そのため、アウトソーシングと人材派遣会社のメリットを生かし合い、自社における生産性の向上を目指しましょう。

この記事を書いた人

SAL編集部
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株式会社SAL

ピボットCEO(しよー)のSAL編集部は、不確実性が高まる時代において、変革を目指す経営者を応援するメディアです。自社経験に基づくノウハウで、中小企業が変化しやすい組織づくりを支援する「remodooo!」を提供するSALが編集する、主に会社経営者向けのコラムサイトで、お役立ち記事を配信しています。