SNS運用代行の費用相場

SNSの運用代行を利用するにあたって、多くの方が気になる要素が業務委託にかかる費用です。そこで、ここではSNS運用代行の費用相場について解説します。

月額10万円以下

月額料金が10万円以下の代行サービスは、基本的な業務のみ委託できる場合がほとんどです。業務内容としてはコンテンツの制作や投稿などが挙げられます。低コストである分、費用の負担は少ないですが、基礎の業務しか委託できないため、ノウハウや経験のない企業は効果的な運用を実現できません。

月額20～30万円

月額20〜30万円程度の代行サービスには、コンテンツの制作や投稿をはじめ、戦略設計、コメントの監視と確認、施策のレポート作成などを委託できます。

戦略設計やレポート作成はSNS運用の成果を左右する要素であるため、委託する場合はコストが高くなります。しかし、その分認知の拡大や業績の向上など、得られる成果は大きいため、費用対効果は高いといえます。

月額50万円以上

月額50万円を超えるサービスは非常に高品質です。委託できる具体的な業務内容は、コンテンツの制作や投稿、戦略設計、コメントの監視と確認、施策のレポート作成、定期ミーティング、広告運用などです。広告運用と組み合わせたSNS運用は、単にSNSを運用する場合よりも非常に大きな成果が期待できるでしょう。

SNS運用代行サービスの費用比較

SNS運用代行サービスの種類は多く、どれを選ぶといいのか分からない方は多いでしょう。そのため、次の項目ではおすすめのSNS代行サービスを5つ紹介します。

ソーシャルメディアラボ

料金	問い合わせが必要
代行できる業務内容	企画の立案・レポート制作アカウント運用、など

ソーシャルメディアラボはSNS運用に精通するプロ集団であり、数多くの導入実績を誇ります。アカウント運用はもちろん、施策の分析で効果のある集客を実現します。

ソーシャルメディアラボが手掛けるSNSマーケティングは、単にSNSアカウントを運用するのではなく、テレビCMやオフラインイベントなどと組み合わせたマルチな戦略を意味します。

「SNS運用に時間をかけられない」「運用代行だけでなく分析や企画の立案も委託したい」などの悩みを持つ企業はソーシャルメディアラボの利用が最適です。

テテマーチ

料金	運用手数料　出稿費用の20%出稿費用　月額80万円
代行できる業務内容	出稿・レポート作成バナー制作・アカウント運用、など

テテマーチはさまざまな企業のSNSアカウント運用を代行する会社であり、コンテンツ投稿やレポート作成など、期待する成果を得られる組織です。

制作するコンテンツの品質は高く、SNSに精通していない従業員で取り組みを進めるよりも運用効果は格段に高い傾向にあります。また、テテマーチが注力するのはSNSの運用業ではなく、「どんな目的を持って取り組みを進めるのか」「S消費者が何を求めてるのか」などの分析や検討に力を入れています。

代行費用は高い傾向にありますが、その分得られる成果は大きいでしょう。

SAKIYOMI

料金	月額1万円～数十万円
代行できる業務内容	戦略設計・コンテンツ作成施策の分析と改善、など

SAKIYOMIはInstagramの運用に特化した代行サービスです。アルゴリズムに基づいた戦略は非常に効果的なアカウント運用を実現でき、平均4.2ヶ月でフォロワーを1万人以上伸ばせるノウハウを所有しています。

また、アカウント運用経験が豊富であり、数百の分析データも所持しているため、ターゲットとする多くのフォロワーの獲得が可能です。業務を委託する側の意見や方針を尊重し、満足のいくサービスを提供しています。サービス品質の高さは多くの企業から信頼を集めており、豊富なSNSより大きな成果が期待できます。

エアリク

料金	問い合わせが必要
代行できる業務内容	アカウント運用、など

エアリクはInstagramやTiktokを中心に多くのSNS運用を支援し、業界トップクラスの実績を誇るサービスです。エアリクに運用業務を委託すれば質の高い施策により、ターゲットとする顧客層に適切なアプローチをかけられるでしょう。単にフォロワーの数を増やすのではなく、本物のファンづくりに力を入れています。

業務をすべて丸投げすることも可能であるため、SNSの運用経験がなくノウハウもない状態でも、SNSアカウントを効果的に運用できます。

HELP YOU

料金	月額11万円
代行できる業務内容	SNS運用・経理・総務、など

HELP YOUは「コア業務に集中したいためSNS運用に手が回らない」といった悩みを持つ企業を主な対象として展開するSNS代行サービスです。組織はチームごとに分かれており、ディレクターを中心に効果的なSNS運用を実現します。

豊富な経験とノウハウを持つアシスタントが多数在籍するため、安心して業務を任せられます。業務を委託する側は人材採用の手間が省けるメリットがあり、コストの削減にもつなががるでしょう

HELP YOUはSNS運用だけでなく経理や人事の業務にも対応しているため、あらゆる知見やスキルを所有するプロ集団といえます。

SNS運用代行サービスの選び方

さまざまな種類のSNS代行サービスがあるなかで、自社に適したものを選択するには選び方を把握する必要があります。選び方は企業によって異なりますが、主な選び方は以下の通りです。

SNSの種類から選ぶ

SNSにはTwitterやInstagram、Facebookなど、さまざまな媒体があり、それぞれ固有の特徴を持ちます。媒体によってターゲット層や使用する目的が異なるため、SNS代行サービスを選ぶ際は「自社の客層に合うSNS運用が可能であるか」など、自社の事業や方針に適したサービスを選ぶことが大切です。

また、SNSの種類によって料金は異なりますが、共通していえるのはプランの内容・費用を明確にしている会社を選ぶことです。料金が妥当なのか分からない場合は複数の業者で見積もりを取り比較する必要があります。

作業範囲から選ぶ

SNS運用代行サービス業者を選ぶ際、料金に対する業務範囲を確認するのも大切です。スタンダードなプランの中には記事作成、投稿代行、コメント対応などが組み込まれており、料金が高くなるにつれて業務範囲も広くなります。

すべての業務を任せられるプランは、コンテンツ作成や広告運用、SNS運用提案など高度な業務も組み込まれるため、料金は高くなります。しかし、SNS運用全般の業務をプロに担ってもらえるため、効果的なSNS運用を実現できます。

実績から選ぶ

運用実績が豊富であるかの確認も必要です。運用実績がないと期待する成果を得られない可能性が高いため、実績や成功事例のない会社は避けた方が良い傾向にあります。

また、実績のほかに大切な要素は「特化する業種」です。業種によって運用ノウハウは異なるため、できるだけ自社と似たような業者の実績を持つ会社を選ぶと良いです。会社によってはレディース向けやティーン向けなど、得意とするターゲット層もあるため、事前に確認してみましょう。

SNS運用代行サービスを活用するメリット

SNS運用代行サービスを活用するメリットは次の通りです。

• 本業に集中できる
• 定期的にコンテンツを投稿できる
• 炎上リスクを軽減できる

SNS運用の業務を委託することでスタッフの負担が減り、コア業務に集中できます。限られた時間とリソースで幅広い業務への対応は困難であるため、代行サービスを活用することでコア業務に集中できます。

また、SNSではコンテンツ投稿の頻度が高いほど拡散率が上がるため、定期的な更新が必要となります。しかし情報を収集したり検索したりするには時間や手間がかかり、本業と並行して行うのは困難です。そこで、代行サービスを利用すると、定期的なコンテンツ投稿が実現できます。

自社の運営では情報漏洩や炎上などのトラブル対応も重要な課題ですが、さまざまなリスクを未然に防いでくれることも代行サービスを活用する大きなメリットです。

SNS運用代行サービスを活用するデメリット

SNS運用代行サービスを活用するデメリットは次の通りです。

• コストがかかる
• ノウハウが蓄積できない
• 投稿内容に個性が出にくい

SNS運用を代行してもらうには初期費用や月額費用など、大きなコストがかかってしまいます。しかし、コア業務への注力や業務の効率化を目指すには、業務委託は最適であるため、費用対効果についてよく考えると良いでしょう。

自社にSNS運用のノウハウが蓄積できない点もデメリットです。将来的に自社での運用を考えている場合は、代行サービスに加えて自社運用支援などを行なっている会社を選ぶのが良いです。

また、SNS運用をすべて丸投げしている場合、自社の個性が何も出ていない投稿に陥りやすいです。より良いコンテンツ投稿を目指すのであれば、代行サービス側と定期的にコミュニケーションを取る必要があります。

作業範囲や実績からSNS運用代行サービスを選ぶことがおすすめ

SNS代行会社はSNS運用に関する業務を代行し、効果的なアカウント運用を実現する良質なサービスです。自社に経験やノウハウがなくても、代行会社へ業務を委託すれば数多くのフォロワーやいいねを獲得できます。

業務を任せることでコア業務に集中もできるため、SNS運用に手が回らない企業は積極的に活用すると良いでしょう。費用の相場はサービスによって異なりますが、作業範囲や実績などを基準として、自社に適したサービスを選択することで、ファンの獲得や認知の拡大を目指します。