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新規事業特集

【株式会社Ballista】フリーランスが最大限に輝ける世界を目指すマッチングプラットフォーム『Yoake』

SAL編集部
SAL編集部
【株式会社Ballista】フリーランスが最大限に輝ける世界を目指すマッチングプラットフォーム『Yoake』

フリーランスとして活躍する方々が、より良い環境で働ける未来を目指すサービス【Yoake】。その運営を手がけるのは、株式会社Ballistaの代表取締役社長 中川氏をはじめとする熱意あふれるメンバーたちです。【Yoake】の誕生背景や目指す世界観、具体的なサービス内容について、詳しくお話を伺いました。

【Yoake】とはどんなサービスなのでしょうか?

【Yoake】は、プロ人材・スタートアップ・エンタープライズを繋ぐプラットフォームサービスです。私自身もフリーランスの経験がありますが、その時に感じた課題がきっかけでこの事業を立ち上げました。フリーランスとして働くことでよい経験ができたこともありますが、本来の力を発揮しきれなかったり、不当にマージンを搾取されるケースが多かったり、フリーランスの課題を肌で感じてきました。そんな状況を改善したいという想いから、フリーランスが自分の能力を最大限に活かせる世界」を目指し、この【Yoake】を立ち上げました。

同時に、「一般的なプラットフォームで発生している不当なマージンをなくした世界」の実現も目指しており、フリーランスがより公正な条件で仕事ができる環境を提供することを大きな目標としています。

 

他のプラットフォームとの違いはどこにありますか?

【Yoake】の最大の魅力は、温かみのあるコミュニティ作りを重視している点です。2024年10月には、その一環として招待制コミュニティ「Yoake DAO」のβ版をリリースしました。このコミュニティでは、DAO(分散型自律組織)※の仕組みを活用し、専門性を持つ個々人が自律的にマッチングできる仕組みを目指しているのが特徴です。ナレッジ共有や勉強会を通じたスキルアップ支援、交流会を通じたネットワーク作りの場を提供しています。

私たちは「1+1がnになる」という考え方を大切にしています。単にスキルを切り売りするのではなく、異なる専門性を持つフリーランス同士が協力し合い、新たな価値を創造できる場を提供したいと考えています。

フリーランスとして活動する中で、孤独や成長の壁を感じる瞬間があるかもしれません。私たちは、そうした課題に対して成長の機会を提供し、彼ら自身が主体的に能力を伸ばし、真に輝ける場所を作ることを目指しています。「成長の機会を与える」というと少し堅苦しく感じられるかもしれませんが、実際にはリーランスの方々と一緒に進化できる環境を共に築いていきたいと願っています。

※DAO(分散型自律組織):
特定のリーダーや管理者に頼らず、参加者全員でルールを決めて、そのルールに従い公平に運営する仕組みのことです。この仕組みでは、参加者全員が対等に関わり、運営内容が透明で信頼できるように工夫されています。

 

【Yoake】内で、注力されている活動について教えてください

フリーランスの方々がカジュアルに交流し、新しいつながりを生み出せる場として「冒険者酒場」というイベントを毎月開催しています。このイベントでは、大企業の役員やフリーランスの方々が一堂に会し、様々なテーマに基づいてディスカッションやコラボレーションを行う機会を提供しています。

異なるバックグラウンドを持つ人々が集まり、新しい視点やアイデアを共有する貴重な場となっています。今後も、こうした多様性に富んだ交流の場を提供していきます。

さらに、新しい試みとして、フリーランス向けのバックオフィス支援サービスを展開する構想もあります。請求書の発行や経費精算、契約書の作成や管理といった煩雑な業務や、スケジュール調整、データ入力などの非本質的な作業を代行することで、フリーランスの方々がよりクリエイティブな仕事に集中できる環境を整えていきたいですね。

 

新規事業を精力的に展開されていますが、事業立ち上げにおいて特に重視されているポイントをお聞かせいただけますか?

新規事業を立ち上げる際に最も大切にしているのは「仲間を集めること」です。私たちは、ビジョンである「個人や企業が挑戦し続けられる社会の実現」を目指し、多彩な新規事業に取り組んでいます。企業が社会課題を解決しながら成長していくためには、事業の多様性が欠かせません。そのため、仲間と共に事業を育て、将来的には経営者を輩出することを目標としています。

私たちの強みは、コンサルティングファームとして培ってきた「事業成長のプロフェッショナル」としての経験です。事業開発では、理論だけに頼らず、実践を何より重視しています。戦略を立てるだけでなく、泥臭い営業活動を含めた現場での取り組みを通じて、事業を成長させるプロセスを体験することが重要です。この実践的なアプローチが、当社のコンサルティングサービスを支える大きな強みとなっています。

また、大企業の新規事業支援やDX推進を手掛ける中で、私たち自身が事業開発に一人称で取り組むことの意義を強く感じています。自らの経験を基にすることで、解像度の高い提案や支援が可能になり、より価値あるサービスを提供できると確信しています。

 

一緒に働く仲間に求める資質やポイントについて教えていただけますか?

私は一緒に働く仲間を選ぶ際に、何よりも「いい人かどうか」を大切にしています。この「いい人」というのを言語化すると、以下の3つの素養に集約されます。

  • 夢を持っていること
    自分の可能性を信じ、変化を恐れず挑戦し続ける力。これが成長や新たな価値創造につながります。
  • やり切る力
    最後まで責任を持って物事を遂行する力。途中で投げ出さず、結果にコミットできる人を求めています。
  • ラストマンシップ
    チームのために全力で支え合う気概。チーム全体の成功を第一に考え、ピンチの際には率先して動ける姿勢です。

これらを基に、多様な価値観やバックグラウンドを持つメンバーが活躍できる企業文化を構築しています。実際、弊社にはコンサルタントや事業会社経験者だけでなく、ライバー、人材営業、歯科助手など、さまざまな経歴の方々が在籍しています。全員がプロフェッショナルであり続けることを重視しており、それが事業成長の基盤になっています。

 

最後に、今後見据える展開・ビジョンについてお聞かせいただけますか?

弊社は、「日本を代表する企業になる」というビジョンを掲げています。「日本社会に希望をもたらす」という使命感を持っており、その実現に向けた目標として、日本企業の中でトップ100に入ることをKPIとして掲げています。

具体的な数字についてもお話しすると、2期目の売上目標を5億円に設定し、実際に達成しました。売上がすべてではありませんが、社会に認められている1つの指標として重要視しています。ちなみに、1期目は1億円を達成し、現在は3期目以降の目標として15億円、30億円、50億円をKPIに設定しています。それに向けた事業計画もすでに策定済みです。

私たちは、飛躍的な成長を継続的に実現していきたいと考えていて、このビジョンを共に実現していく、「同じ船に乗ってくださる仲間」を広く募集しています。

 

インタビュー企業
株式会社Ballista:https://ballista.co.jp/

この記事を書いた人

SAL編集部
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株式会社SAL

ピボットCEO(しよー)のSAL編集部は、不確実性が高まる時代において、変革を目指す経営者を応援するメディアです。自社経験に基づくノウハウで、中小企業が変化しやすい組織づくりを支援する「remodooo!」を提供するSALが編集する、主に会社経営者向けのコラムサイトで、お役立ち記事を配信しています。