優秀な人はこれが理由で辞める!退職の兆候と対策を徹底解説
「せっかく採用したのに、優秀な人ほどすぐ辞めてしまう。」と悩んでいる経営者や人事担当者は多いのではないでしょうか。
優秀な人はどの企業でも即戦力として活躍できるため、流動性も高くなりがちです。
そこで今回は、優秀な人が退職する理由や辞める時の兆候、辞めるのを防ぐ方法を解説します。
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優秀な人が辞める理由は?年齢別のアンケート結果
全体順位 | 退職理由 | 30代 | 40代 | 50代 |
1位 | 会社の将来性 | 2位 | 1位 | 2位 |
2位 | 会社の考え・風土 | 4位 | 2位 | 1位 |
3位 | 給与 | 1位 | 3位 | 3位 |
4位 | 自身のキャリアアップ | 3位 | 4位 | 5位 |
5位 | 仕事内容 | 5位 | 5位 | 4位 |
エン・ジャパンが2023年2月に行った意識調査【「ミドルの転職」ユーザーアンケート】によると、年齢層によって退職理由に違いがありました。
30代の場合、1位は「給与」で、転職で実現したいことは「給与・待遇アップ」と回答している人が最も多い傾向がありました。
そして40代の場合は、1位が「会社の将来性」で、退職理由としては50代、60代のことを考えて将来の生活のために転職を考えることが多いようです。
最後に50代の場合は、「会社の考え・風土」と回答しており、給与やキャリアアップより、今あるスキルを活かせるポジションに就きたいと考える方が多いようでした。
30代の退職理由1位:給与・待遇の不満
残業時間が多かったり、正当な評価をもらえないという理由で退職する人もいます。特に連日の残業は体だけでなく、精神への負担も大きいです。
- 連日深夜までの残業、土日も休みが取れずワークライフバランスが保てない
- 営業成績を上げたのに給与が上がらない
- 自分よりも成果を出していない人が評価されているように感じられる
といった理由で転職を検討するケースがあるようです。
40代の退職理由1位:会社の将来性
自分の将来を見据えて、スキルアップを考えたり、会社の事業内容や会社体質的に将来性を見出せずに転職を検討するケースもあります。
- 5年後10年後も同じ仕事をし続けることに不安を感じた
- 会社の業績が右肩下がりで、給与が上がらない
- 年功序列で、大きな仕事や役割をもらうのが30代40代になってから
などの理由で転職を検討しています。
50代の退職理由1位:会社の考え・風土
上司や経営者の考え方や仕事の仕方が合わない。という理由で退職を検討する人も多いです。
会社の目指す方向と合わない人を雇用し続けるのは会社としても本末転倒ですので致し方ない理由ではありますが、双方の認識の違いやミスコミュニケーションによって「自分にはこの会社は合わないかも」と思われてしまうのは非常にもったいないことです。
信頼関係やスムーズな仕事の連携ができているかを確認しましょう。
全年齢層で退職理由の上位にランクインしているのは人間関係
同僚や先輩、後輩との人間関係が理由で退職を決意する人もとても多いです。
新卒社員、中途社員問わず常に上位にランクインしている退職理由の一つです。
- 上司や先輩の顔色を常に伺いながら仕事をしていて、相談ができなかった
- 同僚と馬が合わず、ストレスが溜まる
- プライベートまで干渉してきて、何か情報を公開しないと仲間外れにされた
といった理由が代表的です。
人材育成で大切なことについて知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
優秀な人ほど、非効率的な業務や将来性を感じられない環境に不満を感じることが多く、目標意識が高いがゆえに、退職を決意する傾向があります。
しかし、企業側の立場としては、突然給与をアップしたり、経営方針を変えることは難しいと考える方が多いかと思います。
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優秀な人が辞める兆候
優秀な人が辞める時の兆候を解説します。当てはまる社員がいる場合は、辞める可能性が高いので注意が必要です。
有給を取得することが増える
有給を取得することが増えるのは、辞める兆候の典型的なパターンです。会社説明や面接など、転職活動ではまとまった時間が必要になります。また、新しい仕事に必要な資格の勉強をしている可能性も高いです。
以前よりも明らかに有給の取得が増えている場合は、転職を決意し、既に準備を始めていると推測できます。
会社に対しての進言や会議の場での発言が減る
仕事に対しての熱意がなくなると、会社に対しての進言や会議の場での発言が減ってきます。
退職を考えているので、会社での評価も「どうでもいい」と気にならなくなります。
自発的な発言が減り、目の前の仕事をただ淡々とこなすようになったら、転職を決意している可能性が高いです。以前よりもやる気が見えなくなることが増える場合もあります。
残業時間などが減る
優秀な人は業務量も多く、仕事に対する責任感が強いです。
しかし、転職を決意している場合は、エンゲージメントの低下や転職活動の準備などが理由で、定時で退社することが多くなります。
同僚が残業していても構わず退社したりするようであれば、退職の兆候が出ていると言えます。
愚痴が減る もしくは増える
愚痴が減るか増えるかは人によって異なりますが、以前よりも愚痴の回数が明らかに変わった場合は、退職する可能性が高いです。
会社に対して諦めの気持ちを持ったら、愚痴の回数は減るでしょう。中には退職を決意した途端、不満が爆発して愚痴の回数が増える人もいます。
後任の育成や、業務の仕組み化、整理などをするようになった
自分が退職した後の体制を整えようとしている可能性が高いです。いきなり業務の仕組み化や整理などをするようになったら、退職届を提出する日も近いでしょう。
優秀な人が辞めるのを防ぐ方法
優秀な人が辞めるのを防ぐために必要な対策を6項目に分けて解説します。
定期的な1on1やコミュニケーションで変化を早期にキャッチ
優秀な人は業務負担が大きくなりやすいからこそ、ストレスを感じやすい傾向があります。
優秀な人が辞めてしまう会社は、会社側が社員の抱えている不満に気づけない場合が多いです。
定期的に1対1で面談の機会を設けたり、日頃から積極的にコミュニケーションを取り、優秀な人の変化に早く気づいてあげることが大切です。
また、不満や悩みを話しやすい環境作りに努めましょう。
評価制度の見直し
優秀な人が辞める理由の一つとして、頑張っていても会社から納得のいく評価を受けていない可能性があります。
正当な評価をしてくれない職場は、社員は定着しにくいです。
給料などの待遇や評価制度を見直すことで、転職を考え直してくれる可能性もあります。
- 感覚値ではなく数字を使って評価する
- 結果だけでなく、仕事への姿勢や業務量なども評価に入れる
- 昇給や昇進できる基準をある程度明確にする
などを意識して見直すことが大切です。
会社の人間関係を向上させる打ち手を考える
人間関係が理由で退職する人は多いです。1日の多くの時間を職場で過ごすため、人間関係が悪いと大きなストレスになり、「仕事に行きたくない」と思うこともあります。
職場の人間関係を悪化させる大きな原因の一つに、コミュニケーション不足が挙げられます。コミュニケーションが少ないと、些細な言動が誤解を生んでしまう可能性があるからです。
人間関係を向上させるには時間がかかりますが、
- 日頃からコミュニケーションを積極的に取ること
- 業務上の報連相を徹底すること
- ネガティブな発言は控えること
を社員一人一人が意識することが大切です。
業務量や業務内容の見直し
優秀な人ほど業務量が多い傾向があります。他の社員と比べて業務量が明らかに偏っている場合は、見直すことが大切です。
「自分だけ業務量が多い。都合良く使われているのではないか。」「業務量と給料が割に合ってない。」など不満に繋がってしまいます。適切な業務量と業務内容であるか見直し、優秀な人が働きやすい環境を作ることが大切です。
社員の提案を積極的に採用する
風通しの悪い職場は社員が定着しない傾向があります。社員の提案を積極的に採用する会社は、社員のモチベーションも高く、主体性を持って働くことができます。
また、良い意味で上司と部下の関係がフラットなので良好な人間関係が築きやすく、社内のコミュニケーションも活発です。生産性も向上するので、企業の成長にも繋がります。
会社に対してのエンゲージメントを高める施策(カルチャー作り)
会社に対してのエンゲージメントが高まると、社員が定着しやすい、業績が伸びる、顧客満足度が高まるなど会社にさまざまなメリットをもたらします。
社員のエンゲージメントを高めたい時は、以下の点を意識しましょう。
- 企業理念を社員にしっかり共有する
- 今の時代にそぐわない習慣などがあれば、それらを変える
- コミュニケーションを取りやすい環境を作る
- 社員が尊重し、助け合う文化を定着させる
- 長時間に及ぶ残業は避け、ワークライフバランスが取れるように業務を仕組み化する
外部の優秀な人材を活用して業績アップ
テレワークが本格化することにより、副業人材の活用もしやすくなりました。
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- 新規雇用による採用コスト・人件費を削減できる
- 社内にノウハウを蓄積できる
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ことが可能です。
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