【株式会社カトルセ】企業のAI活用をサポートする新サービス『Ai Cafe』『ネクストAI』の成功秘話
近年、AI技術は急速に進化し、多くの企業が業務改善や生産性向上を目指して導入を進めています。AIを活用している企業がある一方で、具体的な活用方法や効果的な導入手法について試行錯誤している企業も少なくありません。
そんな状況の打開を目指し、生成AIの事例特化メディア「Ai Cafe」の運営と、AI導入支援サービス「ネクストAI」を提供する株式会社カトルセの代表取締役である橋本氏にお話を伺いました。
- 新規事業「Ai Cafe」について教えてください。
- 生成AI×事例特化のメディアというのは珍しいですね。どのような背景で「Ai Cafe」を立ち上げたのですか?
- 「Ai Cafe」立ち上げのきっかけにもなった、「ネクストAI」について教えていただけますか?
- 2つのサービスで企業の業務効率改善に貢献されてきたのですね。「Ai Cafe」の今後の展望についても教えてください。
- さらなる発展がとても楽しみですね!そもそもの起業のきっかけは何だったのでしょうか?
- 起業の前後でギャップはありましたか?
- 事業を成長させるために大事にしている行動指針やチームのあり方について教えてください。
- 最後に、会社全体としての今後のビジョンや目標について教えてください。
- 新規事業「Ai Cafe」について教えてください。
- 生成AI×事例特化のメディアというのは珍しいですね。どのような背景で「Ai Cafe」を立ち上げたのですか?
- 「Ai Cafe」立ち上げのきっかけにもなった、「ネクストAI」について教えていただけますか?
- 2つのサービスで企業の業務効率改善に貢献されてきたのですね。「Ai Cafe」の今後の展望についても教えてください。
- さらなる発展がとても楽しみですね!そもそもの起業のきっかけは何だったのでしょうか?
- 起業の前後でギャップはありましたか?
- 事業を成長させるために大事にしている行動指針やチームのあり方について教えてください。
- 最後に、会社全体としての今後のビジョンや目標について教えてください。
新規事業「Ai Cafe」について教えてください。
「Ai Cafe」は、カフェでコーヒーを飲みながら、気軽にAIに関する情報を得られるメディアを目指して立ち上げました。
生成AIと言うと、新しい情報ばかりが紹介されがちですが、ここでは最新情報だけでなく、ChatGPTを無理なく業務に組み込むために、業務効率向上に繋がる機能やエクセルやcanvaとの連携方法などを紹介しています。例えば、魅力的な商品紹介文の生成方法や、マーケティング施策の構成案の作成方法、Excelのマクロコードの作成方法などについても取り上げています。
生成AI×事例特化のメディアというのは珍しいですね。どのような背景で「Ai Cafe」を立ち上げたのですか?
AIの認知度は高まっていますが、実際に業務で活用するための具体的な方法を知らない方が多いのが現状で、当社ではAI導入支援サービスである「ネクストAI」を提供していることもあって、私のところには「ChatGPTを業務にどう活用すればいいのか」や、「どのように生産性を向上させるのか」といった質問が頻繁に寄せられます。
そういった背景があり、初心者がAIを活用する上での障壁を取り除き、事例や具体的なユースケースを提供するメディアの必要性を感じたんです。
「Ai Cafe」立ち上げのきっかけにもなった、「ネクストAI」について教えていただけますか?
「ネクストAI」は、AIのコンサルティングやChatGPTの研修を中心とした、AI導入支援サービスで、2023年8月から本格始動しました。単なる研修に留まらず、AIを活用した業務改善や生産性向上のソリューションを提供するサービスで、これまでに約1,300名が受講し、顧客満足度は98.8%を維持しています。
2024年6月末からAI開発ベンダーと業務提携を始めて、企業ごとにカスタマイズできる生成AIの開発プロジェクトも進んでいます。
実績の一例として、システム会社様向けには、システム開発や企画作成においてChatGPTを活用し、生産性を向上させるための講座を提供しました。また、Webマーケティング会社様に対しては、マーケティングの効率化や顧客向けシステムに追加機能を付加するための知識とスキルの習得サポートを行ってきた事例などがあります。
2つのサービスで企業の業務効率改善に貢献されてきたのですね。「Ai Cafe」の今後の展望についても教えてください。
「Ai Cafe」の情報をなぞれば、誰でもビジネスマンとして結果を出せるかもしれない。そういう可能性を実感できるメディアを目指しています。
今後はショールームとして、AIを体感できるリアルカフェを出店する計画もあります。このカフェでは、お客様が選んだメニューや言葉をもとにBGMをAIがパーソナライズして流したり、AIソリューションを数分で体験できるスペースを用意し、体験後にクーポンやドリンクをもらえる仕組みを作ったりするなど、さまざまな構想を描いています。AIと言われてもピンとこないけれど、実はAIを必要としている人は多いはず。そういう人たちがAIの力に気付くきっかけになる場にしたいと思っています。
さらなる発展がとても楽しみですね!そもそもの起業のきっかけは何だったのでしょうか?
実は、最初は全く起業するつもりはなかったんです。
親は自営業でしたが、私はサラリーマンとして働いていました。前職ではシステム構築やECサイトの開発をしていましたが、仕事よりもフットサルに夢中だったんです。でも、40歳手前で大きな新規事業のプロジェクトに参加して、大規模なシステム構築や資金調達、マーケティングから営業までを一貫して経験したことをきっかけに、仕事が楽しくなってきたんです。年齢的にフットサルもそろそろ限界だと感じていたので、「ここから本気で仕事するか」と決意しました。その結果、起業に至ったんです。
起業の前後でギャップはありましたか?
ありましたね。最初は副業として始めたので、名前も適当に付けてWebサイトも作っていませんでした。口コミだけで事業を拡大できるという自信と思い込みがあったんです。でも、自身の人脈を一周二周と使っていった際にパタッと案件が止まることがあって、集客の難しさを痛感しました。
それがきっかけで、SNSを活用した個人向けのオンラインサロンを始めました。いまではXのフォロワーが4.1万人、オンラインサロンのメンバーが400人くらいいます。そのメンバーを中心に、XやInstagram、公式LINEのコンサルと運用代行をしています。
事業を成長させるために大事にしている行動指針やチームのあり方について教えてください。
2つの価値観を大事にしています。
1つ目は「公明正大さ」です。生成AI業界やSNSマーケティング業界では、成果とコストに対して不透明な企業・フリーランスがが多かったりしますが、私たちは正しいことを基本とし、クライアントに対しても透明性を持って対応しています。
2つ目は「楽しめるやり方と楽しめる相手を選ぶこと」です。同じゴールを見て意見を言い合えるクライアントと一緒に仕事をすることで、プロジェクトが活性化されより良い成果を生むことができると考えています。
最後に、会社全体としての今後のビジョンや目標について教えてください。
直近の展示会では1,500リードを獲得して、大手企業からも高い評価を受けました。ありがたいことに、200社以上出展している中で、AIの活用に関しては一番記憶に残っているというお言葉を頂戴することもできました。
今後は、「Ai Cafe」を通じてAIの具体的な活用例やアイデアを提供し、多くの企業にAIの可能性を広めていきたいと考えています。
生成AI業界では、毎日のように大きなアップデートや新しいサービスが生まれているため、一般の方が最新情報を追いかけるのは困難になってきています。一方でXやYoutubeで生成AIの情報を発信するインフルエンサー達は最新情報にフォーカスして発信することが多いため、感度の高い人と、一般の人との差がどんどん開いている印象です。結果、日本は他の国(アメリカ、インド、イギリスなど)よりAIのビジネス活用比率が圧倒的に低い状態になっています。
今後私たちは、AIツールを簡単にわかりやすく紹介し、AIサービスを提供する企業とのマッチング機能も追加し、企業がAIをより効果的に活用できるようサポートしていく予定です。
一般の方向けにはリアルカフェを展開して、より多くの人にAIの魅力を体感してもらいたいとも考えています。
インタビュー企業
株式会社カトルセ:https://catorce.jp/
生成AI×事例特化のメディア「AiCafe」:https://aicafe.jp/