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インハウスマーケティングとは?成功させるやり方やメリット・デメリットを解説

SAL編集部
SAL編集部
インハウスマーケティングとは?成功させるやり方やメリット・デメリットを解説

自社の商品やサービスを普及させるために、マーケティング戦略はとても重要ですよね。
豊富な知識や経験が必要であったり、リサーチに手間や時間が掛かったりすることから、専門の代理店や制作会社に頼る企業も多いと思います。
しかし、マーケティングをアウトソースしていると、費用がかさむことや、ノウハウが蓄積されないことに不安を感じることもありますよね。
では、これまで外注頼りにしていたマーケティング業務を、インハウスに移行することは可能なのでしょうか。
この記事では、インハウスマーケティングを実践する前に知っておきたいメリットやデメリットの解説、成功へ導くためのコツなどを紹介していきます。

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会社におけるインハウスマーケティングとは?

ノートパソコンとチャート

広告の制作や運用といった マーケティング業務の一部、または全てを、代理店を介さずに内製で行うことを「インハウスマーケティング」といいます。

マーケティングには専門的な知識やノウハウが必要なため、運用にはアウトソースを活用したほうが難易度は低いですが、外注費がかかることや、ノウハウが培われないという問題点があります。

一方、マーケティングをインハウス化することで、コストカットになり、ノウハウが社内資産として残せるようになりますが、人材の育成や、情報収集のルート確保など、移行までのハードルは高くなります。

インハウスマーケティングのメリットとは

計算機と硬貨

マーケティング業務をインハウス化することによるメリットには以下のようなことが挙げられます。

  • 外注が不要なためマーケティングコストの削減に繋がる
  • 外注業者とのコミュニケーションコストを削減できる
  • 広告運用やマーケティングのデータやノウハウを社内に蓄積できる

内容を詳しく説明していきますね。

外注が不要なためマーケティングコストの削減に繋がる

広告の運用をアウトソースした場合、月々の運用費に加えて、20パーセント程度の手数料が必要になるケースがほとんどです。例えば、運用費に100万円かかるとすれば、手数料を足して毎月120万円を支払わなければならないということです。

内製化することでこれだけの費用が浮かせられるというのは、経営改善に大きな効果をもたらすのではないでしょうか。

外注業者とのコミュニケーションコストを削減できる

マーケティングを外注し、広告代理店やコンテンツ制作会社、デザイン会社など、複数の委託先と契約した場合、それぞれの業者と個別に打ち合わせや、進捗の共有をする必要があるため、かなりのコミュニケーションコストがかかります。

これらの業務を内製化できれば、コミュニケーションコストの大幅な削減となり、 浮いた時間を他の業務に当てることができますし、 課題への対応や目標に向けての意見の調整といったPDCAサイクルもスピーディに回すことが可能になり、短期間のうちに結果が出ることを期待できます。

広告運用やマーケティングのデータやノウハウを社内に蓄積できる

マーケティング業務は、失敗と成功を積み重ねていくことがとても重要ですが、インハウス化によりその部分が可視化できずにいると、委託先が変わった際にゼロからのスタートになり、新たに莫大なコストがかかるリスクがあります。

翻って、インハウスマーケティングに移行すれば、上手くいったケース、上手くいかなかったケースのデータや運用のノウハウが社内に蓄積されるため、長く安定した運用が可能になります。

インハウスマーケティングのデメリットとは

デメリットと書かれたカード

インハウスマーケティングを採用した場合、特にコスト面でのメリットが大きいと感じたはずです。しかし、インハウス化には知っておくべきデメリットもいくつかあり、特に注意すべきポイントは以下の3つです。

  • 社内にWebマーケターの業務を熟知した人材が必要となる
  • 外注業者などからWebマーケティングに関する情報が入って来なくなる
  • 広告運用に関する業務が社内で担当者に属人化してしまう

それぞれについて順に解説していきましょう。

社内にWebマーケターの業務を熟知した人材が必要となる

マーケティングのインハウス化を進めるためには、マーケティング業務に精通している人材を確保する必要があります。アウトソーシングを活用すれば、広告の運用やSEO対策、クリエイティブ制作など、その領域を得意とする専門業者に頼ることが可能です。

インハウスで成果を挙げるためには、それぞれの分野の知見を有し、自社の製品やサービスへの深い理解を持つ人間が担当に当たらなければなりません。

新しく採用するにしても、社内の人間を育成するにしても、決して少なくないコストがかかる ことを計算しておく必要があります。

外注業者などからWebマーケティングに関する情報が入って来なくなる

広告代理店や制作会社は、同業の事例や運用のノウハウを豊富に抱えていることに加え、最新の情報や技術のアップデートを継続的に行っているため、常に新しい手法で運用を提案してくれます。

しかし、インハウス化に伴い各代理店との繋がりを断ってしまうと、それらの情報は自動的には入ってこないため、自社の担当者が情報収集も行わなくてはなりません。

広告運用に関する業務が社内で担当者に属人化してしまう

マーケティング業務に限ったことではありませんが、専門的な知識を要する事業は一部の人材に頼りきりになり、ブラックボックス化しやすい傾向にあります。

属人化が進み、ブラックボックス化してしまった業務では、 業務内容を把握する担当者が退職した場合にノウハウが無くなり、また始めからやり直すことになります。

インハウスマーケティングを成功させるやり方とは

successの文字が書かれた矢印

インハウスマーケティングを成り立たせるには、以下に挙げる5つのコツを抑えるといいでしょう。

  • 一気に推進しようとせず段階を踏んでマーケティングをインハウス化する
  • 属人化しないように社内でノウハウを共有する機会を設ける
  • 広告代理店や制作会社との関係を完全に絶たない
  • マーケティングに関する最新のスキルを入手する体制を整える必要がある
  • インハウス化をしない方がよいマーケティング業務はないか考える

それぞれを詳しく解説していきますね。

一気に推進しようとせず段階を踏んでマーケティングをインハウス化する

代理店や制作会社に委託していたマーケティング業務を内製化する際、一度に全てをインハウス化することはおすすめしません。

インハウス化により外注コストを抑えられるという点は大変魅力的ではありますが、 人材が育っていないまま、いきなり全てを内製化してしまうと、成果が上がらないどころか、思わぬダメージを負う ことになり、それを取り戻すまでにさらに多くの時間やコストがかかってしまう可能性があるからですね。

とはいえ、マーケティングに知見のある人材を新たに採用すれば良いというわけでもなく、自社への愛着や経営方針への深い理解も必要になるため、そういった面も含めて、人材を十分に育ててから、徐々にインハウス化していくことで、無理なく運用を続けていけるようになります。

属人化しないように社内でノウハウを共有する機会を設ける

専門的で重要な業務ほど属人化しやすいものです。属人化を避けるためには、複数の社員でノウハウを共有する場を定期的に設けるようにしましょう。

誰が読んでも分かるマニュアルを作成し、メールやチャットで保存フォルダを都度共有しておくことや、業務フローの見直し、コミュニケーションツールを活用した情報の共有やタスク管理をするなども効果的です。

立ち上げ時からこのような対策を打っておくと、担当者が急に休んでしまった時にも安心ですよね。

広告代理店や制作会社との関係を完全に絶たない

人材の育成を行い、専用ツールなどを導入しても、各媒体の知識量で専門業者を上回ることは難しいです。

最新の技術や情報を効率良く仕入れるためには、広告代理店や制作会社との関係を完全に打ち切ることはせず、実務以外で、例えばコンサルティングを依頼するなど、定期的に情報提供してもらえるような契約をしておくと安心です。

マーケティングに関する最新のスキルを入手する体制を整える必要がある

広告の表示規制やトレンドなど、特にwebマーケティングに関わる情報は移り変わりが激しいもの。広告代理店のように複数人で各媒体のトレンドをキャッチアップできるような仕組みを作る必要がありますが、自社のリソースだけで、その全てをカバーすることは難しいでしょう。

前述したように、代理店との繋がりを完全に絶たずに、外部から最新情報の収集を行えるようにしておくことも、インハウスマーケティングを成功させる大切なポイントです。

インハウス化をしない方がよいマーケティング業務はないか考える

全てを内製化できることが理想のようにも思えますが、インハウス化をしないほうがよい業務もあるかも知れません。

前述したように、費用対効果を比較した場合に、外部に頼る方がコストパフォーマンスが良い業務もありますし、業務内容を問わず、時にはアウトソースを活用することで、自社の従業員満足度向上にも効果があります。

正しいやり方で取り組んでインハウスマーケティングを成功させよう!

ビジネスパーソンと近未来的オフィス

コストの削減や、ノウハウやナレッジの蓄積など、大きなメリットがあるインハウスマーケティングですが、情報のキャッチアップの手間や属人化への懸念といったデメリットも多く、難易度の高い施策であることがわかりましたよね。

マーケティングの手法も多様化が進み、web広告やSNS、オウンドメディアなど、デジタルマーケティングの運営が主流になった現代では、こまめなサイトの更新や炎上対策も行うなど、日々の業務は忙しくなる一方だと思います。

全てを内製化してしまうよりも、一部の業務やコンサルだけでもアウトソースするなど、上手に使い分けができれば、安定したインハウスマーケティングの運用が実現しやすいでしょう。

この記事を書いた人

SAL編集部
SAL編集部 SAL henshubu

株式会社SAL

ピボットCEO(しよー)のSAL編集部は、不確実性が高まる時代において、変革を目指す経営者を応援するメディアです。自社経験に基づくノウハウで、中小企業が変化しやすい組織づくりを支援する「remodooo!」を提供するSALが編集する、主に会社経営者向けのコラムサイトで、お役立ち記事を配信しています。