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【株式会社ユナイテッドマインドジャパン】業界に革新をもたらす、住宅業界専用転職支援サービス『住まキャリ』

SAL編集部
SAL編集部
【株式会社ユナイテッドマインドジャパン】業界に革新をもたらす、住宅業界専用転職支援サービス『住まキャリ』

株式会社ユナイテッドマインドジャパンは、日本で唯一の住宅業界に特化した人材紹介会社です。住宅や不動産業界専用の転職支援サービス【住まキャリ】を通じて、全国のハウスメーカーや工務店に対して、豊富な人材を紹介しています。また、IT・DXによる業界変革にも力を入れ、住宅業界全体を革新することを目指しています。代表の宮沢氏に【住まキャリ】の狙いと今後のビジョンについて伺いました。

住まキャリ】の概要について聞かせていただけますか?

【住まキャリ】は、住宅や不動産業界に特化した転職支援サービスです。業界専門のアドバイザーが求職者に合った求人を紹介し、キャリア相談から内定までをサポートしています。掲載求人数は2,500件以上、新規ご相談者は年間3,000名以上という豊富な実績を誇り、入社後のフォローも徹底しているため、企業と求職者双方にとって安心してご利用いただけます。

【住まキャリ】をリリースした背景や狙いを教えてください。

大手スカウト媒体で求職者を集める中小人材紹介会社のビジネスモデルは、どうしてもそこに頼り切りになってしまい、将来的な成長に限りがでてきます。私たちは、大手スカウト媒体に登録していない求職者の方にも仕事を届けること、また、自社のブランドを確立し、業界全体に貢献するという明確なコンセプトを打ち出すことが重要だと考え、【住まキャリ】を立ち上げました。
口コミの観点からみても、「ユナイテッドマインドジャパンで仕事を紹介してもらった」と、「【住まキャリ】で仕事を紹介してもらった」では、言葉の分かりやすさから考えても、ブランドの拡がり方は、違ってくると考えています。住宅業界に向けて私たちの新しいイメージを発信していくこと。これが、私たちが、業界に対して、人材紹介を超えた貢献をしていくためのブランディングの第一歩だと考えています。

宮沢様の経歴を拝見するとIT業界での経験が多く、またエンターテイメントにも関心があったと伺っています。どのような経緯で起業に至ったのか教えていただけますか?

私は高校時代に路上ライブを行ったり、大学時代にアマチュア芸人として活動していたりと、昔からエンターテイメントが大好きでした。また、自作PCを作るような父親の影響で、小学校時代からパソコンに触れる機会が多く、自然とITにも興味を持つようになりました。大学を卒業して、就職活動をしたときに、ITとエンターテイメントを組み合わせた面白い仕事がしたいという想いから、エンタメ用途のサービスロボットに取り組んでいるIT企業に入社しました。でも、当時は今よりも、さらに、ロボット技術が認知されておらず、ビジネスとして浸透させるのは、私の力では難しかったです。そこで、一度ビジネスの基本に立ち返ろうと食品製造、販売メーカーの事業企画等を経験しました。そして、新卒の頃から描いていた通り、いよいよ起業に向けて準備を始めました。

やるならグローバルに展開したいという想いが強かったんです。
そんな中、中国で人気のあるWeChatというSNSアプリに出会い、当時の日本ではまだ主流でなかったGPS機能を活用した「近くにいる人」へメッセージを送ることができる機能に、マーケティングの面で大きな可能性を感じました。それからWeChatを使って100名ほどの中国人とグローバルビジネスに関してのコミュニケーションをとりましたが、話をする中で日中ビジネスでは既に、色々な面で事例が出ており、参入障壁が高いと感じました。そこで、次にビジネスチャンスがある国はどこだと考えた時に、「チャイナプラスワン」の流れもあり、東南アジアに目をつけました。

東南アジアの中で、WeChatと似た近距離検索の機能を持つアプリはないかと探すと、ベトナムにZaloというローカルアプリがあることがわかりました。そこで日本でZaloを使い、多くのベトナム人にアプローチしてみたんです。日本企業に勤めるベトナム人だったり、起業家だったり留学生だったり、日本語学校の先生だったり様々な人とコミュニケーションをはかりました。

話していく中で特に聞くことが多かったのは、「日本では日本語ができないと仕事を探すことが難しい」という声でした。ちょうどその頃、日本政府も外国人との共存の重要性を強調し始めていたので、その課題を解決することが大きなビジネスチャンスになると確信しました。これが、起業時に展開していた外国人材紹介サービスを始めるきっかけの一つです。

外国人材紹介サービスから、現在の住宅業界特化の人材紹介サービスへ転換した経緯を教えてください。

4~5年ほど前に、大手ハウスメーカーに外国人材を7名ほど紹介した際、「日本人も紹介できないか?」と尋ねられたんです。細かくは違いますが、同じ人材紹介ではあるのでチャレンジし、半年間で4名の日本人材のエグゼクティブを紹介したところ、ご満足いただき、年間契約をいただくことができました。ここからメインのビジネスが外国人材紹介から日本人材紹介に変わっていきました。

当時、外国人材が日本に定着するには、ビザや慣習だけでなく、住まいといった生活面も整える必要があると感じていました。住宅業界に特化した日本人材の紹介に注力し、業界を理解する事で、結果的に外国人が日本に定着できる基盤を作れると考えたんです。
また、看護業界などの特化型人材紹介サービスが流行していたこともあり、私たちも住宅業界に絞ることで差別化を図ろうと決めました。その結果、サービスを開始してからわずか3ヶ月で、「住宅  人材紹介」という検索ワードで検索サイトのトップに表示されるようになりました。他社が不動産業界全体に注力する中、私たちは「住宅業界に特化」という戦略で、業界内での認知度を高めることができたんです。

この取り組みにより、弊社は3年間で150社以上と取引をするまでに成長しました。検索結果での成功をきっかけに、完全に住宅業界特化の人材紹介サービスにシフトしました。最初は数名の体制でしたが、リモートワークの導入や未経験者の育成を進め、現在では約30名のスタッフが活躍しています。

事業を成功させるためのチームの在り方や行動指針について、どのようにお考えですか?

私たちが大切にしているのは、「”Universal Living Anytime, Anywhere”」という理念です。これは、求職者の未来、住み手の未来、そして従業員の未来をしっかり作っていくことを意味しています。特に、リモートワークを推奨し、働きやすい環境を整えることに注力しています。これにより、従業員が安心して働ける環境を提供し、それが結果的にお客様へのより良いサービス提供にも繋がっています

最後に、今後のビジョンや目標について教えてください。

今後は、お客様の会社規模に関わらず採用支援できる体制を整え、住宅業界最大のテーマである「どうすれば家が売れるのか」について、SNSなどを活用したプロモーション支援まで行っていきたいと考えています。
また、私はIT業界の人間でもあるので、業界に革新を起こせるようなITやDXを活用した新たなサービスを提供していきたいとも思っています。たとえば、3Dプリンターを活用した住宅建設や遠隔施工管理などですね。
日本企業の海外進出支援にも力を入れ、グローバルな視点でのビジネス展開も進めていきたいと考えています。

インタビュー企業
株式会社ユナイテッドマインドジャパン:https://www.unitedmind.jp/house-hr/

この記事を書いた人

SAL編集部
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株式会社SAL

ピボットCEO(しよー)のSAL編集部は、不確実性が高まる時代において、変革を目指す経営者を応援するメディアです。自社経験に基づくノウハウで、中小企業が変化しやすい組織づくりを支援する「remodooo!」を提供するSALが編集する、主に会社経営者向けのコラムサイトで、お役立ち記事を配信しています。