【ANN USUAL株式会社】非日常を追求する新時代の『SES事業』。「セールスファースト」で拓くエンジニアの未来と可能性
「セールスファースト」の理念でエンジニアの可能性を広げるANN USUAL株式会社は、従来の枠を超えた新しい【SES事業】を展開しています。成果報酬や代理営業といった独自の挑戦が光るそのビジネスモデルとは? 起業の背景や今後のビジョンについて、代表取締役社長 桑原様にお話を伺いました。
まず、事業の概要について教えていただけますか?
弊社のメイン事業は【SES】※です。SES自体は一般的な事業形態ですが、弊社では全く新しいアプローチを取っています。
具体的には、エンジニアの成果に応じたインセンティブ制度を導入したり、営業活動に積極的に参加してもらったりすることで、個々が自分の給与を上げられる仕組みを整えています。
SES業界ではエンジニア採用の競争が激化しており、多くの企業がエンジニアの個人的な要望を多く取り入れる「エンジニアファースト」を掲げています。成功を共に目指すエンジニアを大切にすることはもちろん弊社も同様ですが、弊社は「セールスファースト」を理念に掲げ、お客様の成功を最優先に考えるエンジニアの育成を目指しています。お客様の視点で課題を解決し、共に成果を追求する姿勢が特徴です。
※SES(システムエンジニアリングサービス)とは、企業のシステム開発や運用を、外部の専門企業に委託するサービスのこと。
顧客の成功を重要視することで、結果的にエンジニアの利益にもつながる仕組みですね
はい、その通りです。参画プロジェクトでの活躍はもちろん、リファラルでの採用にご協力頂ければ「毎月」のインセンティブを支給しますし、他にも、自社プロダクトの販売を行っていますが、ここでも少しユニークな手法を採用しています。新規で何かを開発するのではなく、エンジニアがすでに開発した製品を持ち込んでもらう仕組みです。「これは素晴らしい商品だ」「売れる見込みがある」と判断した場合、弊社が代理営業を担当します。この仕組みも、利益の50%を開発者に還元することで、エンジニアがインセンティブを得られる仕掛けの一つです。
弊社では、売上や利益の拡大が見込める限り、インセンティブを惜しみなく支給する方針を掲げています。現在フリーランスの営業マンも募集していて、こちらは粗利の50%を分配する仕組みを整えています。これは業界最高水準の支給率だと自負しています。
支給率が高い理由を教えていただけますか?
支給率が高い理由の一つは、優秀な人材を確保するためです。しかし、それだけではありません。弊社の社名に込めた「非日常」というコンセプトがその背景にあります。
旅行や自由な時間といった「非日常」を楽しむためには、お金が必要ですよね。弊社では「非日常を実現し、感動を共有できるよう、みんなでしっかり稼いでいこう」という考えを根幹に据えています。そのため、営業活動を重視する「セールスファースト」という方針のもと、しっかりと収入を得て、仕事に全力を注げる仕組みを構築しています。
このような高いインセンティブを支給する仕組みは、他社ではあまり見られない差別化ポイントだと思います。だからこそ、私たちの強みとして活かせていると感じています。
事業の具体的な進捗状況や、数値的な目標についてお聞かせください
初年度の売上目標は1億円を掲げていましたが、概ね達成という範囲に収まりました。。誤算としては、マルチタスクにより工数が伸びたことや、フリーランスの集客が思うように進まなかったことですね。
弊社は借入金を一切使わずに堅実な経営を心掛けているので、どうしても初動のスピード感が遅くなる傾向がありますが、飛躍の時期に向け、地道に成長させていくつもりです。
システムエンジニアを常駐させている企業様やフリーランスの方々からの反響について、嬉しかったエピソードがあれば教えてください
弊社の取り組みについてお話すると、「感銘を受けた」とおっしゃっていただいたり、「別の形でも幅広く協業していきたい」といったお声をいただけることがあります。それが一番嬉しいですね。
弊社のアンテナの広さに共感し、共に新しい形を模索しようとしてくださる企業が増えていることに、とてもやりがいを感じています。
これからもそういった声を増やしていけるように、さらに頑張りたいですね。
素晴らしいですね。桑原様のキャリアについてもお聞かせいただけますか?
大学卒業後、私はフルキャストに新卒として入社しました。そこで、1年目にシャープの工場と大型契約を締結することができ、営業成績で全国1位を獲得しました。その後、フューチャー・アンティークスに転職し、営業成績で社内1位を達成するとともに、大阪支社長も務めました。さらに、セールスフォースに移り、営業トップが集うハイレベルな部署で経験を積みました。
これらの経験を経て、営業だけでなく組織運営や戦略的思考の視点を身につけることができたと感じています。
起業のきっかけは、セールスフォースのような大企業に勤める中で、「自分は組織の一員に過ぎない」という感覚を抱いたことです。組織の枠にとらわれず、自分の可能性を最大限に引き出し、新たな価値を創造したいという強い思いから、これまでのキャリアを活かして起業という道を選びました。
今後のビジョンについて教えてください
まずは今の土台をしっかりと固めたいですね。2期目の目標としては年商1.5億を目指しています。3期目を飛躍の年にしたいと思っていて、年商5億を狙いながら、新規事業や食品業界への投資、人材の採用などにも力を入れる予定です。
中長期的には、ANN USUALを資産価値のある会社に育てていきたいと思っています。その先にはM&Aも視野に入れています。
最後に、この記事を読んでいる方にメッセージをお願いします
弊社の強みは、給料や働き方の「上限」を取り払い、普段のルーチンに新たな刺激をもたらす仕組みやサービスを提供できる点です。
「毎日の仕事やプライベートがマンネリ化している」「今の環境を変えたい」と感じている方には、特に響く内容だと思います。非日常の時間を楽しみながら、自分の限界を超えていきたいという方は、ぜひ一緒に新しい未来を切り開いていきましょう。
インタビュー企業
ANN USUAL株式会社:https://annusual.com/