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経営者が抱える悩みや苦悩とは|解決方法を詳しく紹介

SAL編集部
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経営者が抱える悩みや苦悩とは|解決方法を詳しく紹介

「経営に関する悩みが尽きない」「悩みを相談する先がない」など、経営者の中には悩みや苦悩を持っている方も多いのではないでしょうか。一般的に多くの経営者は、自社のお金に関することや人材に関することで悩みを抱えているといわれています。

本記事では、経営者が抱える主な悩みの種類と、解決策を解説します。また、日常的に発生する悩みを軽くするための方法も解説しますので、参考にしてください。

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経営者が抱える悩みの多くは「お金」と「人材」の2つ

経営者の中には、他人に悩みを相談することは 「弱みを見せること」であると感じる人も多いです。そのため、悩みを相談できる相手がおらず、悩みを抱えてしまう傾向が高いです。

経営者といっても、経営の全てに精通している訳ではありません。特に、経営者の能力や手腕が重要とされているベンチャー企業や中小企業の経営者こそ悩みを抱えやすい傾向にあります。

実際に経営者が抱える主な悩みは「お金」と「人材」の2つであるといわれています。企業が成長していくにあたって、資金や人材の確保は必ず必要です。

以降の章では「お金」や「人材」にまつわる具体的な悩みや、悩みを解決するための手段を解説します。

経営者の悩み①:お金に関すること

経営者が抱えるお金に関する悩みには、以下のようなものがあります。

  • 売上を拡大させたい
  • 資金を確保したい
  • コストを削減したい

企業を成長させるために、売上の拡大や資金の確保は、最も重要な課題となります。

売上を拡大させたい

「利益を追求する」という目的・義務をもつ組織である以上、企業は売上拡大し続けなければなりません。

そのためにより良い商品・サービスの提供を目指すことはもちろん重要ですが、どんなに優れた商品・サービスを提供しても、マーケティングが正しくなければ売上は上がりにくくなってしまいます。

売上拡大を上げるには、新規顧客の開拓や消費者の行動を理解したマーケティング戦略、リピーターを増やす試み、客単価を上げるなどの対策があります。ただし売上拡大には景気や社会情勢も大きく影響しますから、それを見越して手を打つのはなかなか難しいでしょう。

資金を確保したい

ビジネスをスピーディーに拡大するために欠かせないのが資金調達です。特に創業間もない企業は赤字や予想外の出費などに見舞われることも多く、経営者にとってどこから資金を調達するかは死活問題ともいえるのではないでしょうか。

また売上は計上されているものの、営業利益はまだ黒字化していない成長初期の企業にとっても、資金調達は重要です。

資金調達の代表的な方法として、下記が挙げられます。

補助金・助成金国や地方自治体から受ける
融資民間・公的機関から借り入れる
出資ベンチャーキャピタルや個人投資家から受ける
クラウドファンディング不特定多数の人々から少額ずつ資金調達する

コストを削減したい

人件費やオフィスコストが嵩んでいる、物価が上昇していて仕入高が上がっているなど、企業のコストが増大していることに悩んでいる経営者も多いのではないでしょうか。

利益=売上ーコストであるため、コストを削減することは企業の利益率向上につながる重要な取り組みです。コスト削減には、以下の施策があります。

コスト詳細削減方法
人件費賃金、社会保険料など業務効率化ツールを導入する
オフィスコスト賃料、デスク、事務用品などペーパーレス化テレワークを導入するオフィスの移転
エネルギーコスト水道光熱費、社内インフラなど水道光熱費や通信費のプラン見直しテレワークを導入する

コスト削減するにあたって、大幅な人件費の削減や仕入れ先の変更は、社員のモチベーションが下がったり、商品の品質低下を招く可能性があるため、取り組み方には注意が必要です。

 コスト削減について詳しく知りたい方は「経費削減とは|取り組みのポイントやアイディアを紹介」をご覧ください。

経営者の悩み②:人材に関すること

経営者が抱える人材に関する悩みには、以下が挙げられます。

  • 社員とのコミュニケーション不足
  • 優秀な人材を確保できない
  • 社内の人手不足

実務を行うのは社員であるため、社員との良好な関係構築は必ず必要です。その他、人材の確保や社内の人手不足解消など、安定的に運営できる業務体制の構築が人材にまつわる大きな悩みとなるでしょう。

社員とのコミュニケーション不足

経営者は日々忙しく、一日中、社外に出たままということも珍しくないのではないでしょうか。社内でスタッフと顔を合わせてコミュニケーションする機会が減ると、重要な情報の共有や案件の進捗状況・課題などが見えにくくなりがち。それによって防げたはずのミスが起こったり、作業効率が低下したりという問題が発生しかねません。

こういった社員とのコミュニケーション不足を解消する対策の例として、以下があります。

  • スポーツ大会や社内コンペなど、社内イベントを実施して経営者と社員はもちろん、社員同士の理解を深め距離感を縮める
  • 社内SNSを導入し、業務だけでなく雑談もOKの、部署や役職などの枠に捉われないオープンなコミュニケーションを目指す
  • 経営者と社員、あるいは社員同士でランチなどの食事をする

社内イベントや食事を休日や業務時間外に行うと、若手社員の中には嫌がる人がいるかもしれませんから、業務時間内に行うことを意識するとよいでしょう。

優秀な人材を確保できない

優秀な人材の確保は、全ての経営者の悩みといってもいいかもしれません。特に近年は人手不足が深刻化し、人材を確保する競争はますます激しくなっています。

人材が確保できないとビジネスの成長・拡大を妨げるだけでなく、求人広告費など採用に関する費用もかさんでしまいます。

この問題を解決するには優秀な人材が求める会社作りを目指し、評価システムや企業理念・企業風土などを見直すことも方法の1つです。また雇用ではなくアウトソーシングで外部に人材を求める方法もあります。

社内の人手不足

国内では少子高齢化につれて生産年齢人口が減少し続け、多くの企業が慢性的な人手不足に悩んでいます。人手不足になると社員1人あたりが担当する業務量が多くなり、必然的に残業も増えることになります。残業の多さに疲れた社員が体調を崩して休職、あるいは退職するとさらに人手不足になるという悪循環です。

国は働き方改革により残業を減らす方向に進んでいますし、企業にとっても残業代や人件費というコストはできるだけ削減したいもの。

悩ましい人手不足を解消するには、例えばITツールの導入・活用による業務の効率化、外部委託によるアウトソーシング活用、女性・シニアの積極的な採用などが挙げられます。

 人手不足の解決策について詳しく知りたい方は「企業の人手不足の解消策8選を紹介|原因や事例も分かりやすく解説」をご覧ください。

経営者の悩みを軽くする方法とは?

経営者の悩みを軽くできる方法には、以下の3つがあります。

  • 悩みを相談できる人を作る
  • 体調管理を日々意識する
  • 外注先パートナーを探す

悩みを抱え込んだままでは、精神的にストレスを感じてしまいます。大きくストレスを感じている状態では、最良の判断ができない可能性があるため、客観的に判断してもらうために相談先を作ったり、日々の体調管理が重要です。

悩みを相談できる人を作る

株式会社野村総合研究所が行った調査によると、中小企業の経営者の3〜5割には「相談相手がいない」という結果が出ています。相談相手がいない理由は「そもそも誰に悩みを相談したらよいのかわからない」「悩みの内容を整理する時間がない」などですが、「三人寄れば文殊の知恵」ということわざもあるように、複数の視点で問題をみると悩みの解決につながりやすくなります。

実際に経営者が悩みを相談する相手としては税理士・公認会計士などの専門家、あるいは同業種・異業種の経営者仲間などが挙げられています。税理士・公認会計士はそれぞれの事務所に依頼する、経営者仲間は異業種交流会やコミュニティへの参加も悩み解決に向けた一つの手段です。

体調管理を日々意識する

悩みが経営者の心身に不調を与えると、社員たちにも悪影響が出る恐れがあるため、自己管理をしっかり行うことも大切です。まず意識すべきは睡眠をしっかりとることです。さらに継続して適度な運動を行う、入眠・起床時間や食生活に気を配り生活リズムを整えるなどの対策を行いましょう。

また定期的な健康診断も欠かせません。病気を早期発見・早期治療できれば長く健康でいられるはずです。

経営者は社員以上に身体が資本です。日々の体調管理を意識すれば、効率的かつクオリティの高い仕事や経営を行えるでしょう。

外注先パートナーを探す

経営者の悩みの解決には、外注先パートナーを探すことも効果的です。外注先パートナーを探すことが悩み解決につながる理由には以下が挙げられます。

  • 大幅な業務効率化につながること
  • 優秀な人材の力を外部から借りられること

社員の業務時間を圧迫していたルーティン業務を任せれば、社員は企業にとって重要なコア業務に集中できます。

また、外部の優秀な人材の力を借りられれば、自社内にそれらの知識やノウハウをもつ人材がいない場合でも、業務のクオリティが上がります。

外注先パートナーを活用して業務効率化と人手・人材不足の解消ができれば、ビジネスの生産性がアップし、結果的に売上拡大へとつながります。つまり業務のアウトソーシングは、経営者の大きな悩みである「人材」と「お金」の解決が可能です。 

多くの経営者は悩みを抱えている

売上拡大からコスト削減、資金調達、人材の確保・育成、社員とのコミュニケーションまで、多くの問題に取り巻かれている経営者には、悩みがあることがほとんどです。

大切なのは悩みを1人で抱え込まず、体調管理を意識しながら経営者仲間や、適切なアドバイスをくれる専門家に相談し、悩み解消にむけた行動を起こすことです。

現在、外注先パートナーを活用して自社外にリソースを求める企業はますます増加しています。

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この記事を書いた人

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株式会社SAL

ピボットCEO(しよー)のSAL編集部は、不確実性が高まる時代において、変革を目指す経営者を応援するメディアです。自社経験に基づくノウハウで、中小企業が変化しやすい組織づくりを支援する「remodooo!」を提供するSALが編集する、主に会社経営者向けのコラムサイトで、お役立ち記事を配信しています。