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新規事業特集

【株式会社庚伸】オフィスのコンシェルジェが提案する勤怠管理の未来形『Dr.オフィスLookJOB2』の魅力とは?

SAL編集部
SAL編集部
【株式会社庚伸】オフィスのコンシェルジェが提案する勤怠管理の未来形『Dr.オフィスLookJOB2』の魅力とは?

2019年にリリースされた勤怠管理システム【Dr.オフィスLookJOB2】は、「人数無制限定額制」という革新的なサービスモデルで注目を集めています。中小企業から大規模企業まで、想定を超えた利用層の広がりを見せ、総務部門の負担軽減と業務効率化に貢献。手厚いサポート体制や高いカスタマイズ性を兼ね備え、新機能リリースを控えた今、さらに進化を遂げようとしています。
この度は【Dr.オフィス】シリーズを提供する株式会社庚伸で、新製品や新企画を取り仕切っておられる社長室室長の宮澤氏にお話しを伺いました。

御社の事業についてお聞きしたいのですが、どのような内容でしょうか?

【Dr.オフィスLookJOB2(ルックジョブ2)】という勤怠システムを2019年にリリースしました。これまでは既存のお客様向けに提供していたのですが、最近新しい顧客層へ展開を始めたところ、反響が非常に良かったんです。地上波でのテレビCMもスタートし、今春には新機能のリリースも控えています。

【Dr.オフィスLookJOB2】の具体的なサービス内容を教えていただけますか?

【Dr.オフィスLookJOB2】は、人数無制限・定額制を最大の特徴とする勤怠管理サービスです。一般的な勤怠システムでは1アカウントあたり月額300円程度が相場ですが、当社のサービスは登録できる従業員数は無制限ながら、月額9800円の定額制となっており、非常にコストパフォーマンスに優れています。
頻繁に入れ替わる短期雇用や単発のアルバイト・パートの就業データも保持し続けますので、古いデータの削除や整理などの煩わしい作業が一切不要なのも大きな魅力です。

この定額制を採用した背景には、医療業界や製造業など、正社員以外の勤務形態の方が多い職場で見られる「非常勤やパートの勤怠管理の課題」を解決したいという思いがあります。例えば、非常勤のスタッフが月に数回しか働かない場合でも、従来のシステムでは1アカウントあたり料金が発生します。

そのため、常勤スタッフのみシステムを利用し、非常勤の場合はタイムカードや手動集計に頼らざるを得ないケースが多くあります。しかし当社の定額制なら、全スタッフがシステムを活用できる状態を作ることができ、総務の負担も大幅に軽減されます。また、例えば社労士の先生に勤怠の計算をお願いしているようなケースでも、社労士の先生自体をユーザーとして登録してしまえば、総務の工数が限りなくゼロに近づきます。

「低価格だから機能が少ないのでは?」と思われがちですが、以下の機能を含めて
一般的な勤怠システムに搭載されている機能はしっかり網羅しています。

  • 多様な打刻方法:タブレット打刻やスマホのGPS打刻に対応
  • 代理承認:上長による代理申請・承認機能
  • 有給自動計算:複雑な計算もシステムが自動で処理
  • 働き方アラート:所定の有給休暇を取得していなかったり、残業時間が長すぎる場合、本人と管理者にアラートを発信

さらに、勤怠システムをすでに使用中の企業にとっても、システムの乗り換えはスムーズです。ほぼすべての会計ソフト・給与計算システムとAPI/CSVで連携可能なため、既存の仕組みを大きく変更する必要はありません。

【Dr.オフィスLookJOB2】は、これまで勤怠管理システムを導入していなかった企業にも、すでに何らかのシステムを利用している企業にも、人数無制限定額制を特徴として勤怠管理システムの新たなスタンダードを目指しています。

素晴らしいですね。サポート体制やカスタマイズ性もポイントだと伺いました

はい。手厚いサポート体制も特徴です。メールやチャット対応に加え、技術部門への直通電話を用意しており、開発者と直接やり取りできます。さらに、お客様の了承のもと遠隔操作でのサポートも可能です。これらは、もともとOA機器サポート事業で培った経験を活かしたものです。

また、痒いところに手が届くような「会社の制度にシステムを合わせる」というアプローチが可能なカスタマイズ性も、大きな強みです。

一般的な勤怠システムがシステム自体を変更しにくい構造であるのに対し、当社のシステムは「マンション」のような仕組みで、共用部分は変更できませんが、占有部分はカスタマイズが可能です。そのため、特殊な休暇制度や他システムとの連携といった複雑な要件にも柔軟に対応できます。

Dr.オフィスは御社のパッケージ商品のブランド名で、ソリューションごとに異なる名前がつけられているという理解でよろしいでしょうか?

その通りです。【Dr.オフィス】は「中小企業に快適なオフィス環境を提供する」という共通コンセプトのもと、各ソリューションを展開しています。【LookJOB2】もその一部ですが、既存のソリューションと比べ、想定していたユーザー層と実際の利用者層が大きく異なった点が特徴です。

具体的にはどのような違いがあったのでしょうか?

【Dr.オフィスLookJOB2】は50〜100名規模の企業をペルソナとして商品設計を行っていました。しかし、いざ提供を開始すると、200〜300名規模や800名規模、さらには5,000〜8,000名規模の企業にも導入されました。
この予想外の広がりは非常に興味深い結果です。例えば、300名規模の企業では【Dr.オフィスLookJOB2】導入後に業務効率化を目指したRPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の導入支援が可能になります。小規模な企業にはヘルプデスク的なサポート、さらに小さなSOHOには駆け付け訪問サービスなど、多様なニーズに応える幅広い対応が可能です。

こうした予想外の利用者層の広がりは、当社が提供するサービスの柔軟性と多様性を改めて実感させてくれました。

かなり幅広い業務を展開されているのですね。御社について教えていただけますか?

当社は1990年に設立され、オフィスの「コンシェルジェ」をテーマに事業を展開しています。オフィスに関わる「人」「モノ」「情報」をワンストップでサポートするのが特徴です。元々はコピー機の販売から始まった会社ですが、今では人材派遣や紹介、事務所移転の物件探しや内装工事、さらにはホームページの作成やシステム開発まで、幅広く対応しています。
こうしたワンストップサービスのメリットは、例えば「人が足りない」と悩むお客様に対し、単に人材を探すだけではなく、「システムを導入して現有のリソースを最大限活用する」といった提案ができる点です。他社にはない視点でお客様の課題解決に寄り添えるのが強みですね。

【Dr.オフィスLookJOB2】を含めた今後数年先の展望を教えて下さい

まず、【Dr.オフィスLookJOB2】が目指すのは、限られた労働力で効率的に仕事ができる社会の実現です。少子高齢化が進む中で働き手が減少していくことは避けられません。その中で、働く方々の負担を可能な限り減らす仕組みを作りたいと考えています。

【Dr.オフィスLookJOB2】はその一歩目に過ぎませんが、これを起点として、RPAやタレントマネジメントなど、業務全般のデジタル化とロボット化を推進します。当社ではMicrosoft 365をはじめとしたグループウェアなど、幅広いサービスも提供しており、これらを活用して、判断業務以外は自動化された社会を目指します。人が本当に必要な意思決定に集中できる未来を作ることが、【Dr.オフィスLookJOB2】を通じた展望です。

会社全体としてのビジョンはいかがですか?

株式会社庚伸としての未来像も、【Dr.オフィスLookJOB2】の展望と密接に関連しています。私たちは「お客様のラスト1マイル」を支える存在であり続けたいと考えています。デジタル化が進む一方で、最終的な対面のサポートや直接的なつながりは、これからも欠かせないものです。

私たちの目標は、お客様のコンシェルジェとして寄り添い続けること。お客様が求める最後の一歩を支えながら、共に発展し、新しい価値を創造していきたいと思っています。

インタビュー企業
株式会社庚伸:https://www.koushin.co.jp/
Dr.オフィスLookJOB2サービスサイト:https://lookjob.jp/

この記事を書いた人

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株式会社SAL

ピボットCEO(しよー)のSAL編集部は、不確実性が高まる時代において、変革を目指す経営者を応援するメディアです。自社経験に基づくノウハウで、中小企業が変化しやすい組織づくりを支援する「remodooo!」を提供するSALが編集する、主に会社経営者向けのコラムサイトで、お役立ち記事を配信しています。