【株式会社レックスアドバイザーズ】採用から定着まで一貫サポート！「人と企業の成長支援」を実現する『レックスキャリアデザイン』事業とは？

【レックスキャリアデザイン】について、概要をご説明いただけますか？

石坂氏：
【レックスキャリアデザイン】事業の最大の目的は「人材の定着支援」です。現在、多くの企業において、従業員がさまざまな理由で離職している現状があります。直接的な要因で言えばパワハラ、もう少し深い部分では人事制度や評価制度の課題などが挙げられます。こうした離職の原因をトータルで分析し、どのように解消すれば定着率を向上させられるかを提案する、これがこの事業の本質です。
具体的なサービス内容としては、従業員の状況を把握するための調査の実施、月1回または2か月に1回の専門家によるキャリア面談を通じた課題の洗い出し、不満の聞き取りや将来の希望に関するヒアリングなどがあります。それらを通じて、従業員が定着するための課題を見つけ出し、具体的に解決していくことを目指しています。

キャリアデザイン事業立ち上げのきっかけを教えて下さい

石坂氏：
実はこの事業の立ち上がりは、昨年吉村さんが弊社に加わったことがきっかけです。もともと吉村さんが2020年4月から法人化して展開されていたサービスを、弊社の新規事業として一緒に進める形になりました。これにより、吉村さんはより多くのお客様にサービスを提供できるようになり、私たちも従来の採用支援からさらに踏み込んで、「定着支援」という新たな価値を提供できるようになったのです。

本社の事業に直結し、さらに成長につながるからこそ吉村様にお声がけをされたのではないかと思うのですが、そのポイントやきっかけについて教えていただけますか？

石坂氏：
我々は「人と企業の成長支援」という理念のもと、採用支援を行っています。しかし、どれだけ優れた人材を紹介しても、その後退職されてしまえばクライアントの成長にはつながりません。採用だけでなく、定着を支援することで、クライアントの真の成長を実現できると考えたのがきっかけです。
採用支援のプロダクトは整ってきたため、次は退職を防ぐ施策に注力しようと考えました。

吉村様がレックスアドバイザーズ様とご一緒することを決断された理由についてお聞かせください

吉村氏：
一番の理由は親和性の高さです。レックスアドバイザーズ様が採用を支援し、私が定着を支援する。この役割分担が、非常に効率的だと感じました。また、現在は岡山を拠点に活動していますが、全国展開への足がかりとしても、この協力関係が大きな可能性を秘めていると感じました。

石坂氏：
補足ですが、弊社のクライアントには会計事務所が多く、その先には顧問先企業がいらっしゃいます。会計事務所に認められることで、その顧問先へのサービス展開もスムーズになります。この広がりの可能性は、吉村さんの事業と非常に相性が良いと感じています。

素晴らしい可能性を感じますね。【レックスキャリアデザイン】の魅力を教えていただけますか？

吉村氏：
過去の事例から考えると、主に2つの強みがあります。

・成果が可視化できる

例えば、定着率の向上や社員満足度調査のスコア改善、エンゲージメントの向上などです。また、職場環境の整備によって、採用活動自体がスムーズになるケースもあります。「福利厚生やキャリアカウンセリングに力を入れている」といったPRが採用活動の強みに繋がることも多いですね。

・理想的な形で人事業務が実現できる

私たちがサポートしているのは、従業員100名未満の企業様がほとんどです。これらの企業では、社長が人事部を兼任している場合や、人事部員が2名程度で業務を回していることが一般的です。その中で、評価制度や採用戦略を少人数で構築するのは非常に難しい。そのため、私たちが入ることで、業務負担を軽減し、本来取り組むべき人事課題に時間を割くことができる点が評価されています。

石坂氏：
加えて、税理士・会計業界のような専門性が高い分野では、自分たちがサービスを選ぶ際にも、その専門性を重視される傾向があります。そのため、業界内での成功例を1つでも示すことができるかどうかが、事業の大きな成長の鍵になると考えています。
実績としては、従業員満足度調査の数値が上がり、エンゲージメント向上や離職率低下に繋がったという事例を増やしていくことが重要だと思います。

現時点での導入実績についてお伺いします。クライアント数はどのくらいになりますか？

吉村氏：
元々のクライアント数は、大体25〜26社ほどですね。スポット取引も含めると若干の増減がありますが、概ね25〜27社といったところでしょうか。

石坂氏：
現在は予算を確保いただき、来年から導入を進める段階に入っています。さまざまな商談やパイプラインの構築を進めている状態ですね。

特に士業市場においては定着が課題になることが多いと思いますが、この市場における現状や課題についてどのようにお考えでしょうか？

石坂氏：
士業は独立する方が多く、転職を通じたスキルアップも一般的な業界です。そのため、離職率が高いこと自体は悪いことではありません。ただし、離職を抑えることも組織の拡大には重要ですので、多くの事務所がこの点に意識を持っています。
また、現在は業界再編の動きもあり、大手が他の事務所をM&Aして統合する流れが進んでいます。このようなタイミングでは、人事制度の整備や買収された側の不満解消などが課題となり、結果的に「定着」が重要視されていると感じます。

これまで御社では採用支援を行ってきましたが、「定着」にまで踏み込む中で、クライアントからの反響はどのようなものがありますか？

吉村氏：
「採用から定着までを一気通貫でサポートしてくれるため、安心感がある」という声をいただいています。

石坂氏：
人事のリソースが不足しているクライアントが多い印象です。やりたいことは多いけれど、手が足りない状況で、「外部の力を借りられるならありがたい」といった声があります。ただ一方で、これまで外部サービスに投資した経験がないクライアントも多く、その点で時間がかかる部分もあると感じています。

吉村氏：
会計事務所に対しては、本事業の実績がまだないため、導入に対する不安感があるのも事実です。ですので、安心感を持っていただけるよう丁寧な説明やサポートが必要だと感じています。

3〜5年後の中長期的な展開としてどのような事業計画をお考えですか？

石坂氏：
まず、半年程度で実績を構築し、西日本全域へ事業を広げる予定です。3〜4年目には東京進出も視野に入れていますが、西日本をより深く開拓する可能性も検討しています。まずは岡山と大阪の一部から事業を拡大していきたいですね。どの地域で拡大するかというところが重要だと感じています。

新規事業を進める上で、チームに必要なスキルや姿勢について教えていただけますか？

吉村氏：
まず必要なのは、お客様の声をしっかりヒアリングする能力です。お客様自身が気づいていない課題を見つけ、それを解決へ導く提案力が求められます。また、熱意を持って提案することはもちろんですが、聞き取った内容を自分なりに咀嚼し、本質的な課題を見極める。そして、その課題解決のための提案力が重要だと考えています。

事業全体を通じて大切にしていることは何ですか？

石坂氏：
この事業は、当社の理念「人と企業の成長支援」を体現する重要な取り組みです。人材紹介だけでなく、やめさせない環境を整え、さらに成長を促す仕組みを提供することで、組織全体の発展を支援します。このアプローチは、単なる採用活動を超え、企業や人材が長期的に成長し続けるための基盤となります。

この理念を共有できるメンバーが集まることで、ただ「人を紹介する」といった短期的な支援だけでなく、組織と人材の未来を見越した価値提供が可能になります。この事業を通じて、企業と人がともに成長する持続可能な環境を作ることを目指しています。

最後に、このサービスをどんな方々に使っていただきたいか、メッセージとしてお伝えいただけますか？

石坂氏：
やはり、定着に課題を感じている方や、また職場の環境を良くしていきたいという意欲をお持ちの方にもご活用いただきたいです。いわば「ベストな職場環境づくり」を求めている方々です。

吉村氏：
そうですね。「社員さんや職員さんが活躍できる仕組みを作りたい」という意欲をお持ちのお客様、また、職場での定着をしっかりと実現したいと考えているお客様にご利用いただきたいです。

インタビュー企業
株式会社レックスアドバイザーズ：https://www.career-adv.jp/
キャリアデザイン事業：https://www.rex-adv.co.jp/services/carrerdesign