【株式会社IRIS】IoTと共創の力で地域を支える!選べる見守りサービス『Mimamo』

「見守る方も見守られる方も安心できる社会を」。そんな想いから誕生した見守りサービス【Mimamo(ミマモ)】は、IoT電球やモーションセンサー、スマートメーターを取り入れ、若年層から高齢者まで幅広いユーザーに対応する見守りを実現します。不動産業界特有の課題にも対応し、シンプルかつ利用者に優しいサービス設計が支持を集めています。課題に挑む背景や未来への展望について、 株式会社IRIS代表取締役 荒川氏にお話しを伺いました。
新規事業【Mimamo】について教えてください
【Mimamo】は、見守る方と見守られる方双方の不安を解消するために生まれた、「選べる」見守りサービスです。高齢化社会や地域コミュニティの希薄化、一人暮らし世帯の増加など、現代の課題に寄り添い、利用者一人ひとりの生活をサポートします。
SIMが内蔵された電球やモーションセンサー、スマートメーターなどのIoTを活用し、見守られる方の生活環境に合わせた柔軟な対応が可能です。不動産オーナーにとってもリスク軽減につながるサービスとなっており、貸主・借主の双方に安心な住環境を提供することを目指しています。
具体的なサービス内容について教えてください。
【Mimamo】は、IoT電球、モーションセンサー、スマートメーターを活用して、異常を検知した場合に通知する見守りサービスです。
【見守り方法】
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サービスは、BtoCへの直接販売は行わず、不動産会社や事業会社が自社の顧客向けに提供できる付帯サービスのプランとして提供しています。
「電気・水廻りのトラブル対応」や「鍵の紛失時の駆け付け」を含む緊急対応サービスに加え、元警察官の専門スタッフが相談に乗る「近隣トラブル相談対応」など、多彩なニーズに応じて付帯サービスを組み合わせることができます。
また、不動産業界特有の課題にも対応しています。たとえば賃貸住宅で借主が亡くなった場合に賃貸借契約やお部屋の残置物をどうするかという問題がありますが、弁護士等が発行する内容証明通知をもとに契約解除をサポートする付帯サービスも提供しています。
初期費用がかからないというのも特長です。IoT電球やモーションセンサーには通信機能が内蔵されているため、インターネット環境がない家庭でも利用可能です。また、既存の電気メーター自体がスマートメーター化されているため、追加機器も必要ありません。これにより月額料金を低く抑え、コストパフォーマンスに優れたサービスを実現しています。
導入企業からの反響はいかがですか?
非常に良い反響をいただいており、他社サービスと比較をして【Mimamo】をお選びいただけることも多いです。
たとえば、利用者に定期的に連絡・訪問をする見守りでは、こまめな安否確認ができる反面、利用者の負担が大きくなってしまいます。また、カメラのように「監視されている」と感じる機器への抵抗感や、インターネット環境が必要なためにランニングコストが高い見守りもあります。
こうしたサービスと比較し、【Mimamo】は、生活に溶け込みやすい見守りのため、利用者の負担を軽減し、シンプルかつ安心できるサービスとして多くの企業から高く評価されています。
【Mimamo】を立ち上げた背景を教えてください
私自身、不動産管理会社で働いていた経験があります。その中で、高齢者や生活保護受給者が部屋を借りにくい現状を目の当たりにしました。高齢者の場合、万が一のことがあって発見が遅れると部屋が傷んでしまい、事故物件扱いになってしまう。その結果、家賃を下げる必要が出てくるなど、貸主にとってリスクが大きいんですね。
このリスクを減らして、スムーズに部屋が貸せる・借りられる環境を作りたいと思ったのが始まりです。また、亡くなって3〜4日以上経つと遺体の処理が難しくなり、特殊清掃が必要になります。そうなる前に発見してあげられるような仕組みを作りたいと考えました。
高齢化社会における課題も意識されましたか?
もちろんです。2024年の1〜3月だけで、日本全体で孤独死された方が2万1,700人。そのうち65歳以上の0方が80%の1万7,000人です。不動産賃貸物件市場だけでも約1万人が孤独死されています。これって交通事故の3倍以上の数字なんですよ。
「孤独死=高齢者」というイメージが強いですが、実際のデータでは賃貸市場の孤独死者数1万人の約半数が現役世代で、特に40〜50代が全体の25%を占めています。そのため、高齢者だけでなく、幅広い世代の見守りが必要だと感じています。
御社のサービスは、まさに誰もが必要とするものだと感じました。今後の展望やビジョンを教えて下さい
現在は不動産会社を中心に、冠婚葬祭業やプロパンガス業界などへの展開を進めていますが、今後はさらに販路を広げていきたいと考えています。
一方で、日本全国を見渡すと、特に地方ではまだ十分にフォローできていない地域が多いのが現状です。そのため、今後は各自治体や地域コミュニティと連携しながら、サポート体制を強化していきたいと思っています。実際に連携を協議中の自治体もあり、地域に密着した取り組みを進めているところです。
他社との協力を通じてこそ、より大きな価値を生み出せると信じています。この共創の精神が、地域や業界にとっての新しい未来を切り開く鍵だと考えています。
最後に、読者に向けたメッセージや想いをお願いします
私たちは、1件あたりの利益は小さくても、サービスを広く普及させることで社会に貢献したいと考えています。たとえば、孤独死や倒れた後に発見が遅れるといった悲しい事態を少しでも減らし、「最後は清らかに見送られる」という選択肢を広めたいという想いがあります。
もちろん、私たちのサービスが直接命を救うことはできませんが、社会にとって欠かせない存在になると信じています。そのために、社員一同の心を一つにして、皆さまにとって本当に使いやすく、価値あるサービスを提供し続けたいと思います。
インタビュー企業
株式会社IRIS:https://iris-retech.co.jp/