【株式会社ミッション・ミッケ人生デザイン研究所】新時代の人材戦略！社員の価値観を軸にした組織づくりで未来を拓く『価値観マッチ採用^®』＆『価値観経営コーチング^®』

御社の新規事業について教えていただけますか？

今注目していただきたいのは、新たに商標登録した【価値観マッチ採用^®】と【価値観経営コーチング^®】という企業向けサービスです。
これらは、社員の幸せを第一に考えながらも組織として成長・繁栄していくための仕組みを提案するものです。これまで多くの経営者が「社員の幸せを追求することは、企業の成長には逆効果だ」と考えている現状を、このサービスで変えたいと考えています。

価値観に基づいた採用や経営を提案する背景にはどのような想いがあるのでしょうか？

長年、企業は「競争」が当たり前でした。限られたパイを奪い合うという考え方が、経営者の常識だったんです。しかし、時代は「競争」から「共創」へと変わろうとしています。
例えば、「社員の幸せ」と「企業の成長」は対立するものではありません。むしろ、双方の価値観が一致することで、新しい可能性が生まれるんです。企業と社員が共に成長していける「パイを増やす」経営を広めたい。その入り口として、【価値観マッチ採用^®】を提案しています。

【価値観マッチ採用^®】とは、具体的にはどのようなサービスなのでしょうか？

【価値観マッチ採用^®】は、企業の人事部門の中に入り、採用活動を支援するサービスです。このサービスは、企業が新卒・中途を問わず採用活動を行う際に、「経営者や企業が目指す価値観」と応募者が持つ価値観の一致を最も重視する採用を実現するために設計されています。そのための具体的なステップを踏みながら、採用プロセス全体をサポートします。

【価値観経営コーチング^®】は採用以降の価値観形成について、包括的にサポートするイメージでしょうか？

はい。配属や社内研修も含め、価値観に焦点を当てたサポートを提供しています。

人間は無意識のうちに自分の価値観に合った選択をしているものですが、頭ではその価値観に気づいていないことが多いんです。なので、多くの場合、「会社の知名度」や「かっこよさ」、「給料の高さ」や「ブラック企業か否か」などで就職先や転職先を選ぶことになります。100歩譲って、自分ができる仕事かどうか？という尺度で選択をしています。

そうすると、自然に、「この仕事は仕事として選んだのであって自分がやりたいことではない」という認識を持って、イヤイヤ仕事をすることになります。ですが、人間は、本当は、自分でも気づいていない価値観に沿って、ちゃんと自分を活かせる選択をしています。ここに気づいていただくだけでも、仕事をしている時の幸せ度合いが変わってきます。

私たちは採用時のサポートだけでなく既存社員向けの企業研修も提供しています。研修では、「自分の価値観に気づく」プロセスを大切にしており、自分の仕事のどの部分が価値観に合致しているのかを理解してもらいます。この気づきがあると、仕事に対する意識が一変し、「本当にやりたいことだ」と思えるようになります。

採用応募者向けには【価値観マッチ採用^®】を通じてミスマッチを防ぎ、既存社員向けには価値観を再確認する研修を提供。この2つを両輪で進めることで、社員が主体的に動ける組織づくりを目指しています。結果として、個々の社員が自走できる環境を構築し、会社全体の成長に繋がると考えています。

どういった企業に、このサービスを届けたいと考えていますか？ また、どのようなお悩みを持つ方々に特に有益だとお考えでしょうか？

まず、社員とのコミュニケーションに隔たりを感じている経営者の方々を対象にしています。特に、経営塾などに参加されている志の高い経営者の方々に、このサービスを届けたいと思っています。
こうした経営者の方々は、「良い経営とは何か」「どうすれば社会の役に立つ企業になれるのか」「企業を長期的に存続させるにはどうすれば良いのか」といった課題を深く考えていることが多いです。しかし、実際には、社員が自分の仕事に意味を見出せていない場合も少なくありません。多くの社員は、「短い時間で効率よく働いて、良い給料を得られればそれでいい」と考えている傾向があり、経営者がいくら学んで理想の経営を語っても、社員には響かず、しらけてしまうケースが多いと感じています。特に、中小企業ではこうした悩みを抱える経営者が少なくないと思います。

私たちは、そうした課題を持つ経営者に対して、「なぜ社員に自分の言葉が響かないのか」を理解していただき、さらに「どうすれば社員に共感され、行動を促せるか」を、人間行動学という観点から、サポートしたいと考えています。経営者と社員の間にあるギャップを埋めることが、企業の成長に繋がると信じています。

サービスの提供開始はいつ頃を予定されていますか？

2025年3月からを予定しています。これまでは働く人向けの「人生デザイン構築学校」に注力してきましたが、今後は中小企業の経営者向けにサービスを展開していきます。働く人と企業、双方が幸せになれる社会を目指したいと思っています。

御社がどのような会社で、どのような理念で事業を展開されているのかを教えていただけますか？

弊社のミッションは、「仕事で価値観に生きる人を増やす」ことです。これは、「価値観に合った仕事をしているとき、人は幸せを感じる」という信念に基づいています。仕事を通じて幸せを感じられる社会を実現することが、私たちの目指すゴールです。
この理念を持ったきっかけは、日本の社会人の「仕事で得られる幸福度」が他国と比べて非常に低いという調査結果でした。また、10年間の海外生活、とくに香港での経験が大きな影響を与えています。香港では、多くの人が自らの仕事に希望や充実感を持ち、積極的に未来を切り開いていました。それに対し、日本では仕事に対する希望や、やりがいを感じる人が少なく、この違いに大きな衝撃を受けたんです。
さらに、日本の経済的な地位の低下も、仕事に幸せを感じられない人が多いことが一因だと考えています。こうした課題を解決するため、私は「人生デザイン構築メソッド」を開発し、個人が価値観に基づいて幸せに働ける方法を提供しています。このメソッドを広めるため、学校形式で学べる場を設立し、事業を展開しています。

今後のビジョンを教えてください

今後5年間のビジョンとして、ティール組織（※）への移行を成功させる企業を日本で100社、200社と増やすことを掲げています。そのために、【価値観マッチ採用^®】と【価値観経営コーチング^®】などを通じ、社員の意識改革をサポートし、移行プロセスをスムーズに進めるためのスキームを提案していきます。

「自分のアイデアで動き、責任を持って行動する人材を育成する」

これが私たちの取り組みの核であり、企業の未来を変える第一歩です。この仕組みが広がることで、日本全体の働き方や事業の在り方が変わっていくと確信しています。

※ティール組織：個人の自主性と目的意識を重視し、従来の上下関係や管理を最小限にした組織形態