【株式会社Influencer Tech】業界の常識を変える『Weeva』の挑戦 – 広告主とインフルエンサーの新たな架け橋

株式会社Influencer TechがリリースしているWeeva(ウィーバ)は、広告主とインフルエンサーを繋げるためのツールです。もともと業界経験者である社長が業界のアナログ性と不透明なキャスティングに課題を感じ、その構造を変えるために開発に着手しました。今後はIPOと海外進出を視野に入れた展開を計画しており、広告主とインフルエンサー双方の新規参入を増やすべく業界に新たな価値を提供していく計画があります。今回は、次世代のインフルエンサーマーケティングを牽引している甲斐雄太社長にお話を伺いました。
今回PRしたい事業内容についてお伺いできますか。
私たちがPRしたいのは【Weeva(ウィーバ)】というツールです。このツールはインフルエンサーと広告主を繋げるためのプラットフォームで、導入費用は基本0円のため、誰でも気軽にお試しいただけます。少しずつ業界での認知度が向上しており、これまでに50社を超える企業様に導入いただき、すでに1,000名以上の登録インフルエンサーがいます。
インフルエンサー視点では、企業・案件検索やファンコミュニティサイトの作成支援などを通して安定的に稼げる仕組みを構築できる点がメリットです。広告主視点では、インフルエンサーの空き枠検索やAIを活用した企画サポートなど、効率的に成果を上げるためのサポートを受けることができます。
これまで、インフルエンサーマーケティングをするにはキャスティング会社に頼るしかなく、企業がマーケティングで成果を出すことや、企業案件を獲得できるクリエイターは限られていました。私たちはこの状況を変えて、もっと多くの企業とクリエイターが新たに参入できるようにしたいと考えています。
インフルエンサーマーケティングを支援するためのツールなのですね。この事業を立ち上げたきっかけを教えてください。
私は前職でインフルエンサーマーケティングに携わっていましたが、業界全体のアナログ性やキャスティングの透明性に課題を感じていました。そんな業界構造を変えたいという思いがあり、それが起業のきっかけになりました。元々サラリーマンとして働き続けることに興味がなく、前から持っていた起業や独立への意識と、この【Weeva】のアイデアが結びついたタイミングで行動を起こしました。父が自営業をしていたこともあり、独立への意識が高かったのだと思います。
現在はスピード感を持って開発も含め事業を推進していくことが大事だと考えています。事業が右肩上がりに成長しているからこそ、停滞させないために悩んでいるくらいなら誰かと会話した方が答えが出ると思っています。結構一人で考えて決断することが多いですね。
開発はどのように進められたのですか?
実は私自身には開発の経験がありません。しかし、以前サイバーエージェント系列の会社で新規事業を開発していたときに、技術責任者(CTO)と協力して今回の事業アイデアをプレゼンし、一緒にスタートすることになりました。起業する際には借金を抱えていたため、通常なら数千万〜1億円かかる開発費を大幅に削減する必要がありました。そこで、海外では主流のノーコードツール等を活用することでコストを1/10以下に抑えることができました。そもそもは起業したての時に出会った先輩経営者に「01で開発しなくてももっと簡単に作れる方法がある」とアドバイスをもらったこともあり、自分でも徹底的に調べ上げて実現に至りました。

料金形態について教えてください。
広告主の場合、月額1万円、代理店(解放アカウント数は限定しています)の場合は月額10万円です。ツールの中でインフルエンサーと広告主がマッチングした際に成約費としてマージンが発生する仕組みになっています。さらに、私たちのツールは登録なしでも発注まで進められます。つまり、従来のキャスティング会社を使わずに、ツールだけで全てのプロセスを完結できるんです。AIでミスマッチを防ぐことも実践しているので、どの業界においても中間業者が不要になると考えています。
インフルエンサーマーケティング向けのツールを提供している会社は他にもたくさんありますが、ほとんどのツールは案件の検索から発注までのプロセスだけをカバーしています。私たちのツールは、発注後のプロセスまで自動化している点が他社とは異なります。発注後の管理やフォローアップまでを一貫して自動化できるのは、現状では【Weeva】だけだと考えています。
実際にこのツールを導入したお客様からの反響はどうでしたか?
デモ画面を見せるたびに「すごいですね」と評価いただいています。インフルエンサーと広告主双方から使いやすさについて特にご満足いただいています。私自身がお客様サポートにまわっていて、このツールの使いやすさや、導入することで生み出すことのできる成果(=インフルエンサーは安定的に案件を獲得できること。企業はインフルエンサーマーケティングへの参入難易度が下がりPRを依頼しやすくなることで、売上拡大に繋げることができる。)に自信があるので、今後はもっと開発のスピードを上げていきたいと考えています。
依頼を受けたい側と出したい側双方からの満足度が高いツールなのですね。今後のビジョンについてもお伺いしたいです。
第一目標として、2027年度に米国の大手株式市場であるナスダックに上場を計画しています。これは、会社の株式を一般投資家に公開して、さらに多くの資金を集め、事業を拡大するための重要なステップです。インフルエンサーマーケティングは海外での需要が高いため、上場を機に海外進出も視野に入れています。
また、今回開発したこのツールは他のサービスにも活用できると確信しています。クリエイターと広告主が協力して利益を生むという関係性はインフルエンサーマーケティングだけではないので、次はエンターテイメント界(マンガ・音楽・番組制作等)向けのツールを作りたいという構想を持っています。
事業を支える御社の体制についても聞かせていただけますか?
現在、従業員数は業務委託やパートを含めると10名ほどです。少人数での上場を目指していて、雇用リスク(=固定でかかる人件費の増加やマネジメントのトラブル)を避けるため、生成AIの特許を取得している企業でもあるが故もありますが、極力人手が不要な組織作りを進めています。そのため、本当にやる気のある人材のみを採用しています。スタートアップの事業作りに意欲的で、新規開拓やアイディア出しを積極的に行ってくれるメンバーで組織を構築しています。
少数精鋭で事業を推進されているのですね。最後に【Weeva】導入を検討している方へメッセージはありますか?

<インフルエンサー・クリエイターの方へ>
私たちの目標は、誰でもクリエイターになれる世界を作ることです。現在、収益化できているインフルエンサーはごく一部ですが、【Weeva】を活用することで、従来のキャスティング会社に取られていたマージンを削減し、その分を新たなクリエイターに回すチャンスを提供しています。これから安定的に企業案件を獲得し、活躍の場を広げていきたい方は、ぜひご登録ください。
<広告主の方へ>
【Weeva】を利用すれば、これまでキャスティング会社に取られていた膨大なマージンをカットすることができます。また、インフルエンサーマーケティングの方法がわからない場合でも、このツールがインフルエンサー検索から発注、さらに発注後の管理まで自動化してくれます。これにより、キャスティング会社が行っている業務を誰でも簡単に行うことができ、動画公開までを完結できます。発注後の業務までもを自動化するツールは、国内外でも初めてのものなので、ご興味をお持ちの方は、ぜひお試しください。
インタビュー企業
株式会社Influencer Tech:https://we-eva.com/index.html