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D2Cマーケティングとは|成果を上げる戦略や手法を詳しく解説

SAL編集部
SAL編集部
D2Cマーケティングとは|成果を上げる戦略や手法を詳しく解説

D2Cビジネスが注目される昨今、色々なマーケティング手法が開発され続けています。

しかし「トレンドのマーケティング手法が分からない」「試してみたものの成果を上げられない」のようにマーケティングにおいて課題を抱える企業も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、D2Cマーケティングの7つの手法のメリット・デメリット、成功させるためのポイントを分かりやすく解説します。

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D2Cマーケティングとは

D2C(DtoC・直接販売)の文字

D2Cとは、「Direct to Consumer(ダイレクト・トゥ・コンシューマー)」の略で、自社で企画・生産した商品を広告代理店や販売店を挟まずに消費者と直接取引する販売方法のことです。

それに対し、BtoBとは「Business to Business(ビジネス・トゥ・ビジネス)」の略で、企業間で行われるビジネスモデルのことを指します。顧客である企業に直接アプローチできるマーケティング施策を行うのが特徴です。D2Cと異なる点は、顧客が企業か一般消費者かどうかです。

また、BtoCとは「Business to Customer(ビジネス・トゥ・カスタマー)」の略で、企業と消費者間で行われるビジネスモデルのことを指します。百貨店や小売業、ECサイトなどが該当します。

D2Cマーケティングが注目される背景

デジタルトランスフォーメーションの文字

D2Cマーケティングが注目される理由には、以下の3つが挙げられます。

  • デジタル化とSNSの普及
  • 消費行動の変移
  • 価値観の変移

総務省「令和3年 情報通信白書」によるとスマートフォンの所有率は8割を超えており、急速なデジタル化が進んでいます。さらにSNSの普及により、企業は消費者と直接つながることができるようになり、今までとは違うD2Cマーケティング手法が注目されるようになりました。

また、消費者の価値観の変化もD2Cマーケティングが注目される一つの理由です。消費者は、物の機能(機能的価値)やスペックではなく、意味のある商品(情報的価値)やそれで実現できる体験の豊かさにお金を払うように変化しています。

最近ではサブスクリプションサービスも多くなり、「所有する」よりも「利用する」へと価値観が変化しています。そのため、単品通販や消費行動による一連の体験に価値を感じて、長期的に利用することが重視されています。

D2Cマーケティングのメリット

コストの文字とミニチュアのビジネスマン

D2Cマーケティングの3つのメリットを解説します。

コストを削減できる

今までは商品がメーカーから代理店、販売店へと運ばれ消費者の手に渡ってきました。複数の中間業者が介在してコストがかかり、商品価格へと上乗せされてきました。

しかし、D2Cでは直接商品者に商品を提供することが可能です。中間コストがかからずに高品質の商品を既存価格より安く提供できます。

顧客との距離が近くなる

自社で商品開発から流通、販売が行えるため、顧客との接点が多数あります。

商品を購入する時以外にもブランドを認知してもらう段階から商品の到着後のフォローと、一連の流れの中で包括的に顧客との関係を近くすることができます。

LTVを高め、事業を安定化させる

D2Cマーケティング施策は自由度が高いため、顧客にあわせてそれぞれの改善が可能です。

その結果、ブランドを好きになってもらえたり、愛着をもってもらいやすくなるのです。
ロイヤリティの高い熱狂的なファンが増えることによってLTV「Lifetime Value(生涯顧客価値)」が高まり、事業が安定します。

D2Cマーケティングの7つの手法

消費者直接取引のイメージと

D2Cマーケティング手法には、主に7つの手法があります。

  1. SNS
  2. Youtube
  3. 広告
  4. オウンドメディア
  5. ポップアップストア
  6. メルマガ
  7. インフルエンサーを活用する

この章では、7つの手法ごとのメリットやデメリット、成功させるポイントについて解説します。 

SNS

メリット

  • 認知拡大

情報拡散力が強く、Webサイト以外の認知経路を増やすことができます。

  • ブランディング効果

SNS投稿を定期的に行いユーザーとの接点回数を増やします。

ザイアンスの法則により、繰り返し接すると印象や好感度が高まり関心の度合いが高まることでブランディング効果につながります。

  • 情報の信頼度が高まる

SNSはユーザー同士でつながっており、情報に対する「いいね」や「リツイート」などの数も影響し、情報の信頼度も高まります。

  • コンテンツへ誘導できる

SNSマーケティングは、個人のSNSに対して関心のある情報をピンポイントで提供できます。

そして自社サイトや商品コンテンツへの大きな誘導効果を生みます。結果として販売促進に大きな効果を期待できるのです。

  • 反応を可視化できる

自社サイトへの 流入元を分析することで、どのSNSからのアクセスが多いのか、年齢層から地域に至るまで、詳細なSNSマーケティング効果を確認することができます。

分析することにより、ターゲットの変更や集約、あるいはサイト構成や製品改良など、様々な改善に役立てることが可能です。

デメリット

  • 炎上リスクがある

拡散性が広いメリットがあると共に、炎上のリスクが伴います。ガバナンス強化をしっかりと行いましょう。

成功させるためのポイント

  • 顧客分析をもとに自社に合うSNSを選定する

SNSはそれぞれ利用者の年齢層、性別が違います。また、拡散性や得意とするコンテンツも異なります。

ペルソナ、ゴール設定に基づき顧客分析を行い自社に合うSNSを選定しましょう。

それぞれ投稿するテキスト、画像、動画、音声はSNSの特性に合わせましょう。全て同じ投稿をするとユーザーから嫌がられ、企業のブランディングが悪くなります。

  • コメントは迅速に反応する

コメントに対しては、いかに早く丁寧に反応、返信するのかが大切です。良いコメントはもちろん、悪いコメントに対しても真摯に受けて迅速に反応しましょう。

  • 自社の宣伝ばかりしない

SNSの利用者は皆、宣伝を見るために利用していません。面白情報や役立ち情報など利用者にとってメリットのある投稿を心がけましょう。

Youtube

メリット

  • 多くの情報が届く

テキストと比べると動画、音声で分かりやすく多くの情報を届けることができます。細かいニュアンスを伝えることも可能です。

  • SEOとしても評価が高い

YouTubeはGoogle(Alphabet)の傘下のため、Chrome検索でのSEO評価が高く、多人数の目に触れることができます。

  • SNSで拡散されやすい

YouTubeの仕組み的が各SNSで拡散されやすくなってます。SNS上でコメント付きの投稿が可能です。

デメリット

  • マーケティングや動画制作の知識が必須

マーケティング業界の時流は早く、トレンドを意識した施策が必要です。視聴回数を多くするためには動画撮影、編集、サムネイル作成の知識とスキルが必須です。

  • 制作の時間がかかる

動画の企画立案から制作して、YouTubeにアップロードするまでには多くの時間がかかります。

成功させるためのポイント

  • 定期的に動画をアップする

定期的に動画を投稿し続けてユーザーの関心を低下させないようにしましょう。

  • 動画の見せ方を変える

製品のデモ解説、チュートリアル動画、開発リーダーへのインタビュー、動画ブログ、YouTubeライブなど同じ商品やサービスでもユーザーからの見え方を変えましょう。

広告

メリット

  • セグメントを絞れる

年齢や性別、居住地、年収、子供の有無などをセグメントして、ユーザーを絞って広告を流せます。

  • 低予算でスタートできる

上限の予算を決めれるため、低予算からテストマーケティングすることが可能です。

  • 広告の効果が検証しやすい

広告のクリック率、クリック数、CV(コンバージョン)が計測できるため、効果の数値化ができて検証しやいのが特徴です。

デメリット

  • D2Cには不向きな場合もある

広告は認知を広めるには適しているが、D2C見込み客に対して成約させるためのプロセスの熟考が必要です。

成功させるためのポイント

  • 5W2H策定

なぜ(Why)、何を(What)、誰が(Who)、どこで(Where)、いつ(When)、いくらで(How much)、どれくらい(How many)売れるかを決める。

  • LP(ランディングページ)制作

反応が取れるWeb広告の誘導先のLP(ランディングページ)を制作する。

オウンドメディア

メリット

  • ブランディングに効果を発揮する

自社の商品やサービスに関連する世界観の記事やニュース投稿することにより、興味のある人にとってブランディング効果を発揮します。

  • オウンドメディアコンテンツが資産となる

オウンドメディアコンテンツが蓄積されていくので、ユーザーにとってもSEO観点から見ても資産となります。

デメリット

  • 運営コストがかかる

コンテンツとなる記事や動画の制作に多くの時間と労力が必要なため、人的・時間的・金銭的コストが発生する。

成功させるためのポイント

  • ブランドコンセプトとペルソナの設定

オウンドメディアで伝えたい自社のブランドコンセプトとペルソナを明確化しましょう。どのようなメッセージをペルソナに伝えたいのかもクリアにします。

  • クロスメディア戦略

Webサイト、YouTube、各SNSなどのメディア間をリンクでつなぎましょう。1ユーザーあたりの自社のコンテンツの滞在時間が伸びます。

  • 定期的に投稿する

自社の各メディアは定期的に投稿しましょう。ユーザーにとって興味のある有益な情報発信をすると有効的です。

ポップアップストア

メリット

  • テストマーケティングができる

期間限定で出店することにより、新商品の反応がリアルに分かります。改善点を見つけたり広告戦略のもとになるでしょう。

  • ブランドの認知度を向上させる

出店場所やテレビの取材依頼などで話題性を作り、ブランドの認知度向上が期待できます。

デメリット

  • コストがかかる

出店のテナント料や機材、什器の費用と人件費がかかります。

成功させるためのポイント

  • リアルなコミュニケーションを取る

パンデミック後の人々が切実に求めているリアルなコミュニケーションの提供をする。

  • 既存顧客にリーチする

既存顧客ができない体験をポップアップストアでできるようにしましょう。ブランディング効果とロイヤリティが高まります。

メルマガ

メリット

  • マーケティングツールとして割安

無料ツールでメルマガ配信できます。有料のメルマガ配信スタンドでも他のマーケティングツールと比べると割安です。

  • 属性に分けた配信が可能

メルマガのコンテンツをパーソナライズすることができます。

メルマガ内のリンクを「クリックした人」「しなかった人」または「購入した人」「しなかった人」でシナリオを分けることにより、より属性に合わせたコンテンツの提供が可能です。

デメリット

  • 開封されない場合がある

特に10代、20代の層でEメールを使わない傾向があります。メルマガとLINEを少しテキストを変えて同時並行に配信してもいいでしょう。

  • コピーライティングスキルが必要

主に文章で成約させるために人が反応するコピーライティングのスキルが必要です。

成功させるためのポイント

  • 件名、本文を読みやすくする

件名によってメルマガの開封率は変わります。人が思わず開封するタイトルをつけましょう。

  • 改行や余白を入れてリズム良くする

日本人は間(ま)を大切にします。改行や余白で文章に合った間を入れてリズム良く読まれる構成にしましょう。

インフルエンサーを活用する

メリット

  • 最適なターゲットにリーチしやすい

インフルエンサーが投稿する画像やテキストは、ジャンルが特化しています。自社に合ったジャンルのインフルエンサーを起用すれば顕在化したユーザーにアプローチできます。

  • フォロワーによる拡散が期待できる

インフルエンサーのファンによって「いいね」や「リツイート」などのリアクションをとります。まだ顕在化していないユーザーにも情報を届けることが可能です。

デメリット

  • ステルスマーケティング(ステマ)と思われる可能性がある

投稿するインフルエンサーは企業案件の場合、明示しないルールです。ステルスマーケティングに嫌悪感を抱くユーザーも多く、誤解されてイメージを落とす可能性があります。

  • 投稿内容のコントロールが基本できない

インフルエンサーが基本的に投稿します。自社が伝えるべき内容を投稿されないと費用対効果が期待できません。

成功させるためのポイント

  • インフルエンサーの投稿内容の確認

自社の商品やサービスと親和性のある投稿内容であるか確認しましょう。

  • 過去案件の投稿内容

過去案件の投稿内容の反応と質を見てみましょう。自社のブランドとベクトルに合っているかを確認します。

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この記事を書いた人

SAL編集部
SAL編集部 SAL henshubu

株式会社SAL

ピボットCEO(しよー)のSAL編集部は、不確実性が高まる時代において、変革を目指す経営者を応援するメディアです。自社経験に基づくノウハウで、中小企業が変化しやすい組織づくりを支援する「remodooo!」を提供するSALが編集する、主に会社経営者向けのコラムサイトで、お役立ち記事を配信しています。